5月7日のオリックス戦(京セラドーム)で、試合は延長戦に突入していましたが、九番手の生田目選手が一ゴロでベースカバーに入った際、右足首を負傷してしまいました
このため、ブルペンで最後の投手だった玉井選手が急遽登板することになりました
監督の新庄は、玉井選手に何かアクシデントが起きた場合に備えて、奈良間に投球練習を指示しました
捕手の伏見選手がマウンド近くに座り、奈良間は三塁ベース付近から数球を投げ込むことになりました
この緊急事態においても、試合は無事に玉井選手が残りのアウトを奪い、引き分けに終わりました
奈良間は「登板機会がなくて良かった」と安心した様子を見せました
奈良間選手は元々小学生の頃に投手として出場した経験があるものの、中学以降は野手としてキャリアを積んできました
新庄監督によると、「投手が玉井選手だけだったので、何かあったら奈良間をマウンドに上げる可能性もあった」とのことで、緊急時の対応力が評価されています
今シーズンは内野手として二塁、三塁、遊撃のポジションをこなし、試合中に守備固めやスタメン出場、さらには代打や代走としても活躍しています
彼の取った行動は、チームに欠かせないユーティリティ選手としての役割を再確認させるものでした
「普通に自分のできることをやりたい」と語る奈良間選手は、自らの役割をしっかりと果たし、チームにとっての大きな存在であることを証明しました
奈良間選手の行動は、チームプレーの重要性を強調するものであり、選手たちがいざというときにどれだけ冷静に対応できるかが勝負を左右することを示しています。さまざまな役割を担うユーティリティ選手の存在が、チームにとってどれほど大切であるかを再認識させる出来事でした。
キーワード解説
- ユーティリティ選手とは?:野球において、複数のポジションをこなすことができる選手のことを指します。
- 投球練習とは?:投手が実際の試合で投球をするための練習を指します。この練習は肩を温めたり、制球力を確認するために行われます。
- 制球力とは?:投手がボールを狙った場所に正確に投げる能力のことを言います。制球力が高いと、バッターを抑える確率が上がります。

