特に注目されるのは、入団3年目の外野手・森下翔太選手（24）への期待である
藤川監督は、森下選手について「まだ直接ゆっくりは話していないので、早く森下と会って話してみたい」と述べる一方で、「伸びてきている途中」とした上で、彼に「負荷を与える」と意気込みを見せた
森下選手は昨年は主に3番打者として活躍したが、「3番という打順はある程度自己犠牲も出てくる」と説明し、彼のプレースタイルにも言及した
新クリーンアップ構想
藤川監督は、今季の新クリーンアップとして「3番・佐藤輝」、「4番・森下」、「5番・大山」という打順を提案した彼は、各選手の適正と役割を明確にし、森下選手には「突き抜けた」働きを期待している
特に侍ジャパンの井端監督からも高く評価されている森下選手のプレーには、さらなる成長を促す狙いがある
近本選手とのコミュニケーション
この日、藤川監督は1番打者として起用が決まっている近本選手とも話し合う機会があった「自分が思う近本の役割を明確に話すことができた
有意義な時間でした」と、コミュニケーションの重要性を強調していた
球団創設90周年と未来への展望
年賀式での挨拶では「日々順調であることを疑い、不安であることを正解と思えるような、そんな組織が最後に一番上にいける」と語り、球団創設90周年のメモリアルイヤーに向けた熱意を示した藤川監督は、1番から7番までの開幕オーダーの青写真を初披露し、大山選手には「お兄ちゃん」的役割を求めるなど、選手たちの成長を促すための方針を打ち出した
今シーズンの阪神タイガースの活躍に期待が寄せられる
藤川監督は若手選手である森下翔太選手に大きな期待を寄せており、新クリーンアップ構想を打ち出すことでチーム全体の底上げを狙っている。選手間のコミュニケーションを大切にしながら、さらなる成長を促していく姿勢が印象的である。
キーワード解説
- クリーンアップとは？: 野球において主力打者が集まる打順のことを指し、主に得点圏にランナーを置くことが多い位置に打者を配置する。
- 自己犠牲とは？: チームのために自身の成績やプレーを犠牲にすることを意味し、他の選手の得点につながるようなプレーをすること。
- 負荷を与えるとは？: 選手に対して課題やプレッシャーを与え、成長を促すことを指す。
