試合はZOZOマリンスタジアムで行われ、ロッテは12得点を挙げて楽天を下した
吉川投手は、5回を投げて4安打4失点(自責3)という成績を残し、初登板からの奮闘を見せた
試合後、吉川は「うれしいですが、人前で話すのは慣れておらず、ものすごく緊張しています」と初々しい表情でコメントした
特に注目すべきは、支援してくれた4番の山口選手の活躍だ
彼は3打席で3本のホームランを放ち、7打点を挙げ、吉川を大いに助けた
吉川は「昨日、山口さんがホームランを打った時に“明日もお願いします”と言ったのですが、まさか3本も打つとは思っていませんでした
サービスしてもらって感謝しています」と、彼の打撃に感謝の意を示した
吉川は初回、2回を3者凡退で抑え、安定したピッチングを披露
直球は140キロ台後半で、スライダーやチェンジアップも駆使し、走者を許さなかった
しかし、3回に先頭打者に四球を与え、その後左中間に二塁打を許してしまい、1点を失う
しかし、最少失点にとどめ、見事に5回を投げきった
吉川は、勝利投手の権利を得た5回に味方の失策が絡む形で3点を失ったが、球団の打線の援護もあり、試合を有利に進めることができた
初登板からの試練を経て、ようやく手にした勝利のウイニングボールは、「両親がここにいるので、後で渡したい」と語った
吉川は埼玉・浦和麗明から2022年の育成ドラフト1位で入団し、7月31日に育成から支配下選手契約を結んだ
先日の西武戦では初登板したばかりで、その後、イースタン・リーグでの調整も経て、ついにプロ初先発の機会を得た
吉川投手のプロ初勝利は、彼にとって重要なスタートとなるでしょう。国際的に注目される選手へ成長するための第一歩であり、今後の活躍に期待が高まります。特に若手投手の台頭は、チーム全体の士気にも影響を及ぼします。
キーワード解説
- 吉川悠斗とは?若干20歳のロッテの投手で、2025年にプロ初先発を果たした。
- 支配下選手契約とは?育成選手がチームの正式なメンバーに昇格する契約。
- ウイニングボールとは?勝利を収めた試合で投手が保持する特別なボール。
- イースタン・リーグとは?プロ野球の二軍リーグで、選手たちが経験を積む場所。

