試合では4打数無安打と快音は聞かれなかったものの、慣れない右翼守備で相手の同点打を阻止する活躍を見せ、勝利に貢献した
試合の流れと中山の活躍
試合は1―0で迎えた6回、巨人の先発左腕・井上が先頭の蝦名に対して2ストライクから4球連続ボールを投げ、無死一塁の状況を作り出したここで打席に立った桑原に右中間二塁打を浴び、蝦名は一塁から本塁へ猛ダッシュを開始した
守備での見事なプレー
右翼の中山は、桑原の打球をキャッチ後、素早く本塁へ送球二塁の吉川がワンバウンドでバックホームしたが、送球はやや一塁側に逸れてしまった
しかし、捕手の甲斐は大きくミットを伸ばして、ヘッドスライディングで本塁を突いた蝦名にタッチをし、アウトを取る見事なプレーを決めた
このファインプレーにより、同点となる失点を防いだ
従来の期待を超えたパフォーマンス
中山は前日の同戦に「6番・左翼」として先発出場し、8回からはプロ入り後初めて右翼守備に就いていたプロ5年目で初めて実現した「中山ライト」には多くのファンが注目し、試合後のSNSでも話題となった
彼の名前は、イチローや高橋由伸といった優れた選手に由来しており、初の先発ライトであることが興味深い
監督の評価と外野手への期待
試合後、阿部慎之助監督(46)は中山の活躍を称賛彼は「中山が慣れないポジションに入れたが、なぜかうちの外野手では一番守備範囲が広いというデータも出ている
ナイスプレーだった」と話しつつ、本職が外野手の選手たちに対して少し苦言を呈した
「情けないことに、内野から移った選手が一番守備範囲が広いというデータが出ているのは本職の選手たちを考えると情けない」と続ける姿勢からも、チーム全体の底上げを図る意識が見て取れる
中山礼都選手のプロ初の右翼としての出場は、多くのファンから期待されていましたが、彼はそれに応える形で見事な守備を披露しました。試合中に学んだことが、彼の成長につながるでしょう。
キーワード解説
- プロ初出場とは? プロ初出場は、選手がプロの試合に初めて出ることを意味します。これは選手にとって特別な瞬間で、期待や緊張感が高まります。
- 右翼とは? 右翼は、野球の外野の位置の一つで、ホームプレートから見て右側に位置します。投手の打球を受ける役割を担っています。
- 守備範囲とは? 守備範囲は、選手が守備をする際にカバーすることができるエリアを指します。広い守備範囲を持つ選手は、多くのボールを捕球できる能力があるとされています。
- データとは? データは、選手や試合に関する数値のことで、成績やパフォーマンスを数値化し分析するために使用されます。

