試合は藤浪選手にとって重要な今後の復帰に向けたアピールの場とされていましたが、6回途中で8安打4失点という結果に終わりました
ただし、味方の2つの失策が影響し、自責点は3点です
試合の中で、藤浪選手は特に制球力の向上が見られました
1軍移籍後初の登板では左打者9人が並んでいたロッテ打線に対し、この日は右打者5人が並ぶだけでなく、藤浪選手自身もゾーンに投げ込むスタイルを貫きました
これにより、制球を良くし、チャンスを与えない投球を見せました
5回には1死からロッテの中村奨選手に四球を与え、その後の藤田選手と谷村選手に連打を浴びて満塁のピンチを招きます
しかし、ここで藤浪選手は冷静に和田選手を130キロのスライダーで遊飛に打ち取り、続く角中選手には152キロの直球での遊ゴロで切り抜けました
しかし、好調に見えた6回に苦しむことになりました
安打と四球で1死一、二塁となり、松川選手に適時打を浴びた後、二塁手の西巻選手の失策により再び満塁のピンチを迎えます
その後、左打者の藤田選手に3ボールから150キロの直球を打たれ、2点適時二塁打を許し、藤浪選手はこの回で4失点という結果で94球での降板となりました
藤浪選手は、17日の中日戦での1軍初先発では5回を1失点に抑え、勝利投手の権利を持って降板しましたが、その後リリーフの追いつかれたため、初白星とはなりませんでした
しかし、その後は1軍チームに同行し、調整を続けています
三浦監督は、今回の2軍降格について「ローテーションの関係です」と説明しています
藤浪選手は再び1軍登録される可能性があり、次の試合は31日の中日戦(横浜)となっています
藤浪晋太郎選手は、1994年生まれの大阪府出身であり、大阪桐蔭高校時代に甲子園で春夏通算制覇を記録しました
2012年のドラフトで1位指名を受けて阪神に入団
その後、2013年にはセ・リーグの高卒新人として67年ぶりの2桁勝利を達成するなど、輝かしい経歴を持っています
藤浪選手の2軍戦での投球は、これからの1軍復帰への重要な試金石となるでしょう。これまでの経験を生かし、さらに良い結果を残してほしいと思います。特に、制御力の向上が見られた点は評価できますが、今後は失点の少ない投球を目指してほしいです。
キーワード解説
- 自責点とは?:投手が与えた得点のうち、エラーやフィールドのミスを除いたものを指します。
- ゾーンとは?:ピッチャーがボールを投げる際に狙うべき投球区域のことを指します。
- 制球力とは?:投手が正確にボールを投げる能力のことです。

