8月25日までに112試合を消化し、成績は51勝59敗2分け(勝率4割6分4厘)と借金8の状況で、パ・リーグの5位に位置している
この状況は、昨シーズンのワースト記録である「シーズン91敗」を喫したチームからの改善を示しているが、依然として不名誉な記録の危機からは脱していない
ポストシーズン進出の可能性は残すも
現在、残り31試合となり、クライマックスシリーズ(CS)進出圏の3位・オリックスとは6ゲーム差この点においては昨年8月30日にCS進出の可能性が消滅したことを考えれば、大きな前進である
しかし、総得点面においては依然として厳しい現実が待ち受けている
「貧打問題」とは?
現在、西武ライオンズは「298得点」という得点数で12球団中最下位の状態にあるこの数字は、得点数が1位の北海道日本ハムファイターズ(436得点)との間に138得点もの差がある
現状のまま進めば、シーズンの最終的な得点はおよそ「380得点」に留まる見込みであり、昨年のワースト記録である「350得点」を上回る可能性はあるものの、球団史上で「2年連続300得点台」が達成されると、これは前代未聞の屈辱である
歴史的な低迷を回避できるか
西武のこれまでの最低得点は1967年の「407得点」であり、当時は140試合制であった現在の130試合制でのワースト記録は1970年の「417得点」であり、今回の「400得点割れ」が続くようであれば、歴史的な低迷と評価されることは避けられない
打開策の模索
かつて「山賊打線」と呼ばれた打線が圧倒的な火力を誇っていた2018年(792得点)や2019年(756得点)からは想像もつかない現状であり、監督の西口哲也氏は打開策を見いだす必要があるファンはこの苦境にどのように立ち向かっていくのか、今後の展開に注目が集まっている
西武ライオンズの貧打問題は深刻であり、今季も連続「400得点割れ」の危機に直面しています。かつての強力打線が影を潜め、打開策の模索が急務です。本シーズンの結果次第では、歴史的な記録更新も視野に入っています。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:クライマックスシリーズは、日本のプロ野球におけるポストシーズンのこと。レギュラーシーズンの上位チームが進出し、優勝を争うトーナメント形式のリーグ戦。
- 得点数とは?:得点数は、試合を通じて獲得した点数の総合計。野球では、得点が多いチームが勝利するため、非常に重要なスタッツの一つ。

