オリオールズ・菅野智之投手（３５）が２５日（日本時間２６日）、本拠地・レッドソックス戦に先発した
彼は６回を投げ、６安打４失点で降板した
投球数は８７球で、最速は９４・５マイル（約１５２・１キロ）
菅野の１１勝目は次回以降に持ち越されることとなった
菅野にとって、２試合連続で同じ相手に登板するのはメジャー初の経験だ
この日は、有望新人捕手のバサロと初めてバッテリーを組んだ
初回、先頭打者のアンソニーに対して、５球目の直球を右中間席に運ばれて先制点を許した
しかし、その後は落ち着きを取り戻し、３者連続アウトを決めた
特に４番のストーリーを外角に大きく逃げるスイーパーで空振り三振に斬るなど、持ち味を発揮した
２回には、吉田正尚外野手（３２）を四球で出塁させたものの、無失点に抑えた
３回は、同点に追いついた後でも安定した投球で、ストーリーを飛球に仕留めるなど、能力の高さを示した
しかし、迎えた５回、先頭バッターからの連打でピンチを迎え、３―１の状況下でデュランにバックスクリーンへ運ばれ、一気に失点が加算されてしまった
最終第6回では、吉田を整理したが、ゲーム展開は厳しいものとなった
菅野は前回19日の登板でも絶好調であり、この日はスプリットとフォーシームが有効に機能していたと述べ、次回のボストン戦へ良い意識付けができたと語った
また、彼は今年の8月に4試合で2勝0敗、防御率2.01という成績で、調子を維持している
今月14日には、日本人ルーキーとして史上10人目となる10勝目を挙げた菅野
彼は打ち込まれた6月からの改善を見せ、自信を深めている
過去の対戦で吉田に課題を与えられたが、この試合でリベンジを達成した点も注目に値する
今回の菅野選手の試合内容を見ると、降板はしたものの、彼の投球内容は決して悪くはありませんでした。特に、4連勝中の安定感とバッテリーを組んだ新人捕手とのコミュニケーションが見えたことは、今後の成長にも繋がるでしょう。次回の登板でしっかりと課題を克服し、さらなる勝利を期待します。
キーワード解説
- スプリットとは？：スプリットとは、投球の種類の一つで、ボールが投げられた後、急に落ちる特性があります。主に打者を空振りさせるためによく使われます。
- フォーシームとは？：フォーシームは、ストレート系の球種で、最も基本的な投球方法です。ボールがスムーズに直線を描いて飛び、スピードが出やすいです。
- 防御率とは？：防御率は、投手が試合で失点した点数を、投げたイニングで割った数值で、投手の成績を示すために使われます。
- バッテリーとは？：バッテリーとは、投手と捕手のコンビのことを指します。彼らの信頼関係が試合の勝敗に大きく影響することがあります。
