試合は広島が巨人に4対1で勝利し、床田は9回を投げ6安打1失点という素晴らしい投球を披露した
これにより、彼は両リーグトップのシーズン6完投を達成した
これは、球団史において2019年の大瀬良以来、6年ぶりの快挙となる
この勝利は、チームにとって8月2度目の連勝であり、3位のDeNAに対して2ゲーム差、2位の巨人に対しては4.5ゲーム差に接近するとともに、クライマックス・シリーズ進出への道を開いた
床田は9回には最後の力を振り絞り、カウント2-2の場面で、中山選手に対して151キロの直球を投じ、空振り三振で試合を締めくくった
「本気で投げました
もう150%ぐらいで投げました」と床田が振り返るように、彼の集中力は並々ならぬものがあった
序盤から順調にアウトを積み重ねていく中で、彼のストレートの制球とボールの質は素晴らしかった
三回まで無安打に抑え、4回に初めて安打を許した場面でも、吉川選手を二ゴロに打ち取るなど、変化球も巧みに織り交ぜながら安定した投球を続けた
8回には2死から代打のキャベッジ選手にソロホームランを許すも、それ以外は長打を許さなかった
無四球での完投は、彼が3年連続で2桁勝利を目指すための大きな一歩となった
新井監督は「週の頭にこうした投球をしてくれると、ベンチもすごく助かります
本当にナイスピッチングだった」とその活躍を称賛した
床田は「本当にうれしい
この時期に最後まで投げられたのは、昨年では考えられないこと
成長しているなと思います」と語り、昨季は一度も完封・完投がなかったことが悔しかったと心情を明かした
今季は、先発投手として理想的な投球を実現しており、その成長ぶりは他の選手にも良い影響を与えている
床田は巨人戦での完封に続き、2試合連続の完投勝利を飾った
今後の9月初旬にはDeNA、巨人との連戦が控えており、上位チームに対して高い期待をかける床田が、この勢いをどこまで続けられるか注目が集まる
床田投手の成長が光る試合でした。特に完投勝利は、投手としての自信を深め、チーム全体の士気を高める要因となるでしょう。今後も上位進出に向けた重要な役割を果たすことが期待されます。
キーワード解説
- 完投とは?: 完投とは、投手が試合の最後まで登板し、交代せずに勝利または敗北を記録することを指します。これにより、投手は自分のパフォーマンスをフルに発揮できる機会となります。
- クライマックス・シリーズとは?: クライマックス・シリーズは、プロ野球のポストシーズンにおけるプレイオフの形態で、リーグ戦を勝ち上がったチーム同士が対戦し、リーグ優勝を争います。
- エースとは?: エースとは、チームの中で最も実力のある先発投手を指します。チームの重要な試合で責任を持って試合を任される選手です。

