ヤクルト・小川、背水の陣で制球力を発揮し4勝目を挙げる

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◆JERA セ・リーグ 中日0―2ヤクルト(26日・バンテリンドーム)ヤクルトの先発投手、小川は、感情をむき出しにして試合を引っ張った

4回、味方が1点を先制した直後の場面で、2死一、二塁というピンチを迎えたが、相手打者チェイビスを直球で空振り三振に仕留め、珍しく喜びを爆発させた

小川は、「点を取ってもらった後でしたし、何とかゼロでいきたかった」と語っており、まさにチームのために奮闘した結果であった

この試合における小川の投球は、彼の成功を支える要素がいくつかあった

まずはクイックモーションでの投球や、左足を上げるタイミングを微妙に変えたことで相手打線に的を絞らせなかった点が挙げられる

さらに、四球を出さずに制球力を発揮し、結果的に8回を無失点に抑えるピッチングで4勝目を掴んだ

試合前に高津監督からは、「まだまだ老ける年ではない」と言われた小川は、対中日戦での連勝を5に伸ばし、自力でのクライマックスシリーズ(CS)消滅の危機に直面したチームを救う重要な役割を果たした

また、現役最年長のピッチャー、石川の背中を追う35歳の小川は、地元で家族が見守る中で意地を見せることができた

試合終了後、達成感を感じながらも心地良い疲労感に包まれた小川は、帰りのバスに乗り込んだ

今回の小川の投球は、彼の持ち味である制球力が際立ったものとなりました。ピンチの場面で冷静にプレーできるのは、投手としての経験がものを言います。そのため、若い選手たちにとって、小川の姿勢は非常に勉強になるでしょう。チームが自力でのCS進出を目指す中、重要な勝利を手にしたことは今後の展望にとっても大きな一歩となるでしょう。
キーワード解説

  • クイックモーションとは?投手が球を投げる際に、左足を上げるタイミングを早めることで、ランナーに盗塁を防ぐための投球法です。
  • 制球力とは?ピッチャーが投球する際に、ボールを狙ったところに正確に投げる力のことを指します。
  • クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球のポストシーズンで、リーグの上位チーム同士が戦い、日本シリーズに進出するためのトーナメント形式の試合です。

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