試合の流れは緊迫しており、同点の状態で迎えた延長10回、無死二塁の場面での出来事だった
前の打者である柴田竜拓選手がバントを失敗した緊迫した状況の中、林選手は「いつも柴田さんには助けられている」と語り、彼のミスをカバーしようと必死に集中した
林選手は、左中間へのサヨナラ二塁打で勝利を決定づけただけでなく、10回二死二塁の場面ではピンチを迎えたが、カメラマン席に飛び込みながら三邪飛を好捕し、チームを救った
彼は「必死だったので、受け身を取って……」と話し、その気迫がプレーに表れていた
林選手は、2023年のドラフトで横浜ベイスターズに3位指名で入団し、174cm・74kgという体格ながらもスピード感を武器に、守備や走塁で存在感を発揮してきた
今年も開幕から一軍に留まり続け、代走や守備固めとして多くの試合に参加している
現在、チームの主力である牧秀悟選手が手術のため離脱している状況で、林選手には二塁のポジションが任されている
「試合に出たときは『やることがない』というぐらい準備をしています」と、自身の成長のために全力を尽くす姿勢を示している
林琢真選手の活躍は、彼のチームへの貢献度だけでなく、戦う姿勢にも見られます。サヨナラの瞬間や守備での気迫から、彼の自己犠牲的なプレーが観客を感動させたことは間違いありません。これからの彼の成長が楽しみです。
キーワード解説
- サヨナラ二塁打とは？：試合で同点の状態から、最後の打者がヒットを打って試合を決めるプレーのこと。
- 延長戦とは？：規定のイニングが終了した後も同点の場合に追加で行われるイニングのこと。
- バントとは？：野球において、バットの先端でボールを軽く押さえつけることで、ヒットを狙わず、特定のプレーを狙う打ち方のこと。
