阪神・育成ルーキー早川、初先発でアクシデント乗り越え続投

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<DeNA-阪神>◇27日◇神宮 7月中旬に支配下登録され、プロ初先発となった育成ルーキー早川太貴投手(25)に一瞬ひやりとするアクシデントが起きた

阪神は試合中、2-0とリードして迎えた4回の守備において、早川が先頭打者のDeNA筒香にヒットを許した後、次打者オースティンの局面で何らかの異変を訴え、ベンチ裏へ引き揚げた

安藤投手チーフコーチが早川の様子を確認するためにマウンドへ駆けつけ、しばらくの間早川の状態が心配された

しかし、早川は数分後に再びマウンドに戻り、2球の試投を行った後、コーチやトレーナーと言葉を交わし、そのまま続投を決めた

試合中、早川は頭を下げ、チームの信頼を再確認させる姿を見せた

早川は1999年12月18日生まれで、北海道・江別市出身

高校では大麻高から小樽商大に進学し、卒業後は北広島市役所に勤務

社会人野球チームでプレー後、トライアウトを経て昨季はウエスタン・リーグで21イニング連続無失点を達成

24年育成ドラフト3位で阪神に入団、7月に支配下登録され、今季は16試合に登板し、8勝1敗、防御率2.82という好成績を収めている

なお、国立大学出身の選手は日本プロ野球界では少数派であり、早川の活躍は特に注目が集まっている

彼に続く選手たちにも期待が寄せられる中、今後の成長に期待が高まる

育成ルーキーの早川選手が初先発で見せたアクシデントは、若手選手の緊張感や心情を想像させる。本来の実力を示す機会でありながら、身体的な異変が起こるとは何とも悔しい事態だ。しかし、彼は経験豊富なコーチたちの判断を仰ぎながら続投した決断は、今後の成長への重要なステップとなるだろう。
キーワード解説

  • 育成ルーキーとは?育成ルーキーとは、プロ野球において、特別な契約形態である育成契約のもとに所属している選手を指します。支配下選手と違って、限られた人数でプレーすることができる若い選手です。
  • 支配下登録とは?支配下登録とは、プロ野球において選手が一定の条件をクリアし、正式にチームに登録されることを指します。支配下選手になることで、試合出場や給料の面でも優遇されるようになります。
  • 段階的昇格とは?段階的昇格とは、選手が下位リーグから上位リーグに進むことを指します。最初は育成選手としてプレーしていた選手が、途中で支配下登録に昇格するなどが該当します。

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