試合はDeNAとの対戦で、早川は5回を投げて2安打無失点という圧巻の内容を披露した
早川は育成ドラフトで阪神に入団し、7月には支配下登録を果たした最速151キロを誇る右腕であり、育成出身の投手が初先発で勝利を挙げたことは球団史上初の快挙となった
育成からのステップアップ
早川は国立の小樽商大を卒業後、北広島市役所に務めながら、社会人野球チームで活動していたそこでの活躍が認められ、昨年の育成ドラフトで阪神に指名された
彼は小柄ながらも優れた身体能力を持ち、特に「ツーシーム」と呼ばれる変化球を武器にしている
この球は、ピッチャーが投げたボールが左右や縦に変化する特性を持ち、打者にとっては非常に打ちにくい球種の一つである
緊張を乗り越えた初先発
試合当日、早川は緊張で汗が止まらないほどだったが、「なんとか粘れたかなと思います」と試合後に語った初回と2回を3者凡退で抑える完璧なスタートを切り、アクシデントもあったが、最後まで力投を続けた
試合中には右足をつりかけながらも、最後まで投球を続けた姿勢が評価された
重要な一勝の意味
阪神は早川の勝利で優勝マジックが増え、9月の史上最速Vに向けてますます勢いを増している早川は「もっと練習して、もっといいピッチングができるように」と将来に向けた意気込みを見せた
| 投手名 | 回 | 安打 | 失点 | 四球 |
|---|---|---|---|---|
| 早川太貴 | 5 | 2 | 0 | 2 |
今後の期待
藤川監督も早川について「強い気持ちで最後まで攻めましたよね」と称賛の言葉を贈り、彼に対する期待の大きさを示したこの勝利は、育成からの新たな道を切り開いた証でもある
阪神の未来を担う選手の一人として、早川の今後の活躍が期待される
早川太貴選手のプロ初先発での勝利は、阪神にとっても大きなニュースです。育成出身で初めての快挙は、将来の阪神の投手陣を明るいものにするインパクトがあります。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 育成ドラフトとは?:育成ドラフトは、通常のドラフトと異なり、若い選手を育成する目的でチームに加入させるためのシステム。
- ツーシームとは?:ツーシームは、ピッチャーが投げたボールが横や縦に変化する特性を持つ変化球の一つ。打者にとってはこの球種が非常に難しいことが多い。

