引き続きリリーフとして活躍する藤平は、昨シーズンに47試合で20ホールドを記録した
ホールドとは、試合中にリリーフ投手が登板し、試合を勝ち越した状態でしっかりと守り切ることを意味し、先発投手が試合をリードした状態で交代する際に、リリーフ投手が重要な役割を果たす場合に付与される
ホールド数の球団記録は、2017年にハーマンが達成した33だが、日本人選手では2015年に青山浩二(現2軍投手コーチ)がマークした31が最多である
藤平は「まずは青山超えに照準を合わせ、そこはやっぱり目指したいところ」と力強く語った
中継ぎから先発に転向する際、彼は同時に楽天の歴代選手のホールド数を調べ、特に青山コーチの記録については「知ってます」と自信を持って答えた
昨季、1軍を指導した青山コーチは、食事やゴルフも共にし、藤平にとっては身近な存在であった
気になることがあれば「どうなってるんですかね?」と気軽に相談できる関係にあり、「(昨季は)気持ちのストレスはすごい少なかった」と振り返る
さらに、藤平は昨季50試合近くに登板したことでリリーフとしての過酷さを実感
「中継ぎはどっちかと言ったらチームを支える側で、あんまり大きくは目立たないところですけど、アオさん(青山コーチ)とか、本当にそういう中でもすごい成績を残してる」とリスペクトを示した
これからは今度は自らがその記録を塗り替える番だ
藤平選手が自身の記録に挑む姿勢は、多くのファンを魅了しています。特にリリーフとしての役割の重要性を認識し、同時に前任者へのリスペクトを忘れない姿勢は非常に評価されます。今後、彼がどんな成績を残すのか期待が高まります。
キーワード解説
- ホールドとは?試合中にリリーフ投手が、試合を勝ち越した状態でしっかりと守り切る役割を果たすことを指します。リリーフは、先発投手が投げきれなかった回を引き継ぎ、チームの勝利を狙う重要なポジションです。