全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップで名門・湘南ボーイズが初戦敗退

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ ▽1回戦 富士見リトルシニア8―4湘南ボーイズ(8月12日・川口市営球場) 「第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」が12日から17日まで行われた

東日本ブロックからは4チームが出場し、旭川大雪ボーイズが準優勝を果たした

巨人が主催するこの大会は、U15ジュニアユースとして創設され、出場チームには多摩川ボーイズも名を連ねており、彼らは快進撃を繰り広げた

しかし、準決勝で敗れ、最終的に3位となった

さらに、飯野靖典監督が逝去した武蔵嵐山ボーイズは2回戦で敗退し、過去2度の優勝を誇る湘南ボーイズも初戦で姿を消すこととなった

一方、優勝を果たしたのは世田谷西リトルシニアで、4度目の日本一に輝く栄冠を手にした

湘南ボーイズの初戦では、エース左腕の吉原が初回に2点本塁打を浴びるなどして、チームは早くも3失点を喫する展開となった

それでも、3回に2死三塁の局面を迎えると、4番の加藤が「初回のチャンスで凡退したので、どうしても打ちたかった」と語り、ライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち、1点差に迫った

さらに、続く4回には近堂、樺山の連打で無死一、二塁とし、宮坂のバント安打が敵の失策を誘発

同点に追いつくと、一、三塁から濱本の内野ゴロで勝ち越す形となった

しかし、試合の流れはすぐに変わり、湘南ボーイズはその裏に3連打を浴びて追いつかれると、犠飛やスクイズを決められ再逆転

5回以降は無安打に抑え込まれ、試合は湘南ボーイズの敗戦で終わった

田代栄次監督(48)は試合後、「逆転した後に追加点が取れなかったのが痛かった

力負けです」と納得した表情を浮かべ、選手たちは涙をのんで初戦敗退の悔しさを噛みしめていた

湘南ボーイズは7年ぶりに選手権大会出場を逃し、今後のG杯に懸ける思いをも新たにした

湘南ボーイズ・登録メンバー

学年 名前 備考
3年生 大波航、宮坂淳平、澤田蒼空、長谷川煌、濱本理巨、近堂大芽、吉原翔、中村琉聖、加藤大雅、太田良穂、粟國洸生、佐藤倖一、関野佑弥、樺山來喜、桑野蒼希、諸本頼人、稲田楓雅、阿部瑛空、管陽太郎 主将
2年生 今任葵
この試合では湘南ボーイズが強豪の名に反して初戦で敗れたことが大きなショックを呼びました。特に彼らが過去に多くの勝利を収めているだけに、選手たちの悔しさは測り知れません。監督の言葉にもあるように、この経験が今後の成長の糧になることを期待したいです。
キーワード解説

  • ジャイアンツカップとは?:日本の中学生野球を代表する大会で、全国から選ばれたチームが競い合います。
  • 左腕とは?:左投げの野球選手を指し、特にピッチャーにおいては珍しい存在です。
  • タイムリー三塁打とは?:走者がいる状態でヒットを打ち、走者が生還することが確実な三塁打のことを指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。