東日本ブロックからは4チームが出場し、旭川大雪ボーイズが準優勝を果たした
巨人が主催するこの大会は、U15ジュニアユースとして創設され、出場チームには多摩川ボーイズも名を連ねており、彼らは快進撃を繰り広げた
しかし、準決勝で敗れ、最終的に3位となった
さらに、飯野靖典監督が逝去した武蔵嵐山ボーイズは2回戦で敗退し、過去2度の優勝を誇る湘南ボーイズも初戦で姿を消すこととなった
一方、優勝を果たしたのは世田谷西リトルシニアで、4度目の日本一に輝く栄冠を手にした
湘南ボーイズの初戦では、エース左腕の吉原が初回に2点本塁打を浴びるなどして、チームは早くも3失点を喫する展開となった
それでも、3回に2死三塁の局面を迎えると、4番の加藤が「初回のチャンスで凡退したので、どうしても打ちたかった」と語り、ライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち、1点差に迫った
さらに、続く4回には近堂、樺山の連打で無死一、二塁とし、宮坂のバント安打が敵の失策を誘発
同点に追いつくと、一、三塁から濱本の内野ゴロで勝ち越す形となった
しかし、試合の流れはすぐに変わり、湘南ボーイズはその裏に3連打を浴びて追いつかれると、犠飛やスクイズを決められ再逆転
5回以降は無安打に抑え込まれ、試合は湘南ボーイズの敗戦で終わった
田代栄次監督(48)は試合後、「逆転した後に追加点が取れなかったのが痛かった
力負けです」と納得した表情を浮かべ、選手たちは涙をのんで初戦敗退の悔しさを噛みしめていた
湘南ボーイズは7年ぶりに選手権大会出場を逃し、今後のG杯に懸ける思いをも新たにした
湘南ボーイズ・登録メンバー
| 学年 | 名前 | 備考 |
|---|---|---|
| 3年生 | 大波航、宮坂淳平、澤田蒼空、長谷川煌、濱本理巨、近堂大芽、吉原翔、中村琉聖、加藤大雅、太田良穂、粟國洸生、佐藤倖一、関野佑弥、樺山來喜、桑野蒼希、諸本頼人、稲田楓雅、阿部瑛空、管陽太郎 | 主将 |
| 2年生 | 今任葵 |
キーワード解説
- ジャイアンツカップとは?:日本の中学生野球を代表する大会で、全国から選ばれたチームが競い合います。
- 左腕とは?:左投げの野球選手を指し、特にピッチャーにおいては珍しい存在です。
- タイムリー三塁打とは?:走者がいる状態でヒットを打ち、走者が生還することが確実な三塁打のことを指します。

