中日、ヤクルトとの接戦を制し逆転勝利
上林、2点適時打でチームに弾み
2025年8月28日、バンテリンドームナゴヤにて行われた中日対ヤクルト戦は、見応えのあるシーソーゲームとなりました試合は最終的に中日が4-3で逆転勝ちし、2カード連続の勝ち越しを決めました
これにより中日は借金を10に減らし、29日からのDeNAとの直接対決に向けて大きな自信を得ることとなりました
試合のハイライトは、7回裏のことです
中日が1点を追う場面で、2死満塁を迎えた時、3番打者の上林誠知外野手(30)が右前へ2点適時打を放ちました
打球は二塁手の頭上を越え、走者2人が本塁を駆け抜けるのを見届けた上林は、口元に笑みを浮かべ、両手を掲げる姿が印象的でした
上林はこのヒットについて「最近いいところで打てていなかったので、気合を入れて入りました
最高にうれしい」と語り、殊勲打となったことを喜びました
試合は1回に先制された中日が、その裏に逆転に成功
しかし、6回にはオスナ選手の同点ソロで追いつかれ、さらに7回には内山選手の適時二塁打で一時は勝ち越しを許します
敗戦のムードが漂う中、上林が満塁の好機で打席に立ちました
彼は「満塁なので走者を還すことだけ」を考え、甘く入った直球を逃さず振り抜きました
この打撃は今季において6回目の決勝打であり、前回は2日の広島戦となっています
上林は今季の14本塁打のうち10本が敗戦試合でのものとし、「自分が打つと負けるみたいな流れがあったんで」と自虐的に述べていますが、その多くが最終的な得点差が3点以内の接戦でのものであることが特徴です
この試合での活躍が、チームにとってのクライマックスシリーズ(CS)進出に向けた流れを変える重要な一打となったことは間違いありません
上林は「CSに出ることでチームの流れも変わる
自分は何度も経験しているが、このチームでCSを経験することが意味がある」と抱負を述べ、勝負の秋へ向けた決意を語りました
今回の試合での中日の逆転勝利は、選手たちにとって士気を高める大きな意味を持つものとなりました。上林誠知選手の決勝打も、その重要性を示すものです。これからのDeNAとの直接対決に向けて、チーム全体がさらなる活躍を期待される中、上林選手のような選手の存在がどれだけ重要であるかを改めて感じさせる試合でした。
キーワード解説
- 逆転勝利とは? 逆転勝利は、先に得点を奪われている状態から、最終的に得点を上回ることで勝つことを指します。
- 適時打とは? 適時打は、走者がいる状況でヒットを打ち、走者が得点に繋がる打撃のことです。
- クライマックスシリーズ(CS)とは? クライマックスシリーズは、日本のプロ野球におけるプレーオフ制度で、リーグの戦績上位チームが優勝を争います。

