特に注目されたのは、1年生主体の多摩川ボーイズが巨人U15ジュニアユースとして初優勝を果たした点である
試合の流れ
多摩川ボーイズは、昨年の同大会での8強の成績を上回ることを目指して挑んだ初回から無死満塁のチャンスを迎えると、暴投により先取点を奪った
その後、酒井選手と谷口選手が連続でタイムリーを放ち、早速4点を先制した
4回には、無死満塁からの連続押し出し四球で相手に1点差まで迫られる場面もあったが、貝森選手がマウンドに上がり、冷静な投球で2回2/3を無失点に抑えた
「攻めの投球を心がけた」と貝森選手は語った
終盤の逆転劇
試合は終盤に差し掛かり、多摩川ボーイズの打線が再び力を発揮した6回には勝ち越し点を入れ、続いて7回には酒井選手が適時二塁打を放つと、代打の福田選手が左翼フェンスを越える3ランを打ち、試合を決定づけた
「ボールの軌道にバットを入れる練習をした成果が出た」と、福田選手は喜びを表現した
指揮官の思い
試合を指揮した菊地啓太コーチ(44)は、「勝つ味を味わってほしかった」と語り、選手たちの成長と試合結果に満足感を示した表彰選手
| 最優秀選手賞 | 酒井 柊哉(多摩川) |
|---|---|
| 優秀選手賞 | 歯朶尾智葵(横浜泉中央) |
キーワード解説
- タイムリーとは?:攻撃の一形態で、打者がヒットを打ち、走者がホームを狙う機会を付与すること。
- 無死満塁とは?:打者が1人もアウトになっていない状態で、3人の走者が全て塁上にいる状況を指す。
- 押し出し四球とは?:投手が制球を乱し、ボールを投げ続けることで走者が一つの塁を進めること。

