元読売ジャイアンツのスラッガーであり、現在はニューヨーク・ヤンキースのGM付特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(51)と、元ジャイアンツ監督の高橋由伸氏(50)が登壇し、「読売巨人軍の魂とは」というテーマで熱いトークを展開した
ジャイアンツタイムの歴史
このトークショーで特に盛り上がったのは、ジャイアンツ特有の文化「ジャイアンツタイム」についてであるこの言葉は、選手たちが集合予定時間よりも30分早く集まり始め、時には練習が早まることを指す
松井氏は、自身が新人時代からこの文化の中で過ごしてきたことを振り返り、「ジャイアンツタイムは教育されているわけではない」と笑いながら述べた
松井のユニークな考え方
松井氏は、「集合時間が12時なら、30分前に来る必要はない」と話す一方で、自身の考えとして「川相昌弘さんより先に行けばいい」と位置付けていたことを明かした川相氏は自他ともに認めるのんびり屋であり、その基準が松井氏に影響を与えたのだという
メディアの報道と今も続く思い
しかし、松井氏は「10分前に到着したらすでにアップが始まっていたその結果、翌日の新聞の一面は『松井遅刻』という見出しになってしまった」と当時の出来事を振り返り、未だに解せない思いがあると述べた
周囲の期待に応えつつ、どのように自分を持ち続けるかが重要だったと語った
松井秀喜氏の発言からは、ジャイアンツの文化や伝統がいかに選手に影響を与えるかが伝わってきます。また、メディアによる取り上げ方も選手にとって大きなプレッシャーとなる様子が伺え、彼がこのようなエピソードを笑いに変えた姿勢は、プロ選手としての強さを示しています。
キーワード解説
- ジャイアンツタイムとは? これは、読売ジャイアンツの選手たちが集合予定時間よりも早く集まる文化を指します。練習が予定よりも早く始まることもあり、選手間の連帯感を高める要素とされています。
- 特別アドバイザーとは? 通常のスタッフとは異なり、特定のプロジェクトや任務に対して専門的な助言を行う役割を持っています。松井氏はヤンキースでこの役割を担っています。

