村上はこの試合で今季初の1試合3本塁打を記録し、すべてのホームランをバックスクリーンに叩き込むという圧巻のプレーで、チームを勝利に導いた
先発投手の山野太一(26)は6回を投げ8安打2失点と安定した投球を見せ、4月30日の横浜DeNAベイスターズ戦以来の2勝目を挙げた
この勝利により、ヤクルトは続いていた連敗を3で止めることができた
試合後、山野は「本当に神様だなと思ってみていました」と村上の活躍に感謝の意を表し、村上は第一声で「人間の村上宗隆です」と言い笑いを引き起こした
しかしその後、村上は真剣な表情で「小児がんナイターというところで、僕は大きく生まれてすごく恵まれていますけど、本当に小さい体で頑張っている姿を見ると、刺激をもらいます
少しでもその子たちに夢や希望、元気を与えられるようにと思って、今日は臨みました」と語った
村上は試合中、特に印象的な一打を2回裏で放った
先制された後の第1打席では、広島先発の高橋の外角高めのカットボールを捉え、一発でバックスクリーンへ運んだ
3回には同点に追いつくチャンスで、再びバックスクリーンに運ぶ2ランホームランを記録
これにより、前日の試合から3打席連続でのホームランとなった
5回の第3打席は一ゴロに終わり、4打席連続本塁打はならなかったが、8回には再度バックスクリーン右へ14号を運ぶなど、打席ごとにファンを楽しませた
また、この日は小児がん支援の「ゴールドリボンナイター」にちなみ、金色のリストバンドを装着し、ホームラン後には何度もこれをアピール
「小児がんの子たちに英気を養ってもらえるように」との思いが込められた打球は、神宮球場を熱く盛り上げた
村上宗隆選手の活躍は、ただの好調さを示すものではなく、小児がん支援の意義を感じさせる試合となりました。彼の気持ちがこもったプレーは、野球の競技性に加え、人々に希望を与える力があることを証明しています。今後の試合でも彼と同様に、選手たちが持つ影響力に注目が集まるでしょう。
キーワード解説
- ホームランとは?:野球において、バッターがボールを打ち、ボールがフェンスを越えて観客席に届くことを指します。これによりバッターは一気に本塁に戻り得点することができます。
- カットボールとは?:投手が投げる球種の一つで、ボールがわずかに横に曲がるため、打者が捉えにくくなります。
- スワローズとは?:東京ヤクルトスワローズの略称で、プロ野球セントラル・リーグに所属するチームの一つです。
- お立ち台とは?:試合後のインタビューや表彰が行われる場所で、選手がファンの前に立つことを指します。

