これにより、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が危ぶまれていたチームを救った
村上の“離れ業”
村上選手の“村上ショー”の幕が上がったのは、試合が0-2で進む2回の裏村上は広島投手・高橋のカットボールを捉え、129メートルの豪快な一発を放った
「一発で仕留めることができました」と語る村上の表情には自信がみなぎっていた
この一発は試合の序章に過ぎなかった
試合を決める重要な一打
試合が同点になった3回の裏、2死三塁の場面で、村上は高橋の直球を捉え、推定135メートルの13号2ランホームランを放つこの一打によって、前日29日の最終打席から3打席連続本塁打となり、さらに200号も達成した
メジャースカウトの注目
干支の66年57歳を迎えた村上選手が放ったこの日の3発は、メジャーリーグのメッツ、パドレス、フィリーズ、ホワイトソックスのスカウトたちの注目を集めた彼は、上半身のコンディション不良から7月29日に復帰し、以降29試合で14本、8月だけで12本のホームランを放つという驚異的なペースを見せている
特別な試合とその意義
この試合は「ゴールドリボンナイター」として、小児がん啓発の一環で開催され、多くの小児がんと闘う子供たちとその家族が招待された始球式にはがんサバイバーの福沢尚翔くん(12)が登板し、村上選手は「その子たちに夢と希望を与えられるようにと思って臨んだ」と心情を吐露した
圧巻の3本塁打は、病と闘う子供たちの記憶にもしっかりと刻まれた
村上選手は試合後、「勝てて嬉しい」と語った
| 記録メモ |
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| 村上選手の3本塁打は全て中越えで、プロ野球史上初めて1試合で全てが中越えとなった |
| 同日に村上選手が3本塁打を放ったのは、筒香選手も中日戦で同様に記録しており、両者が同日に3本塁打を達成するのは15年ぶり |
キーワード解説
- ホームランとは?:野球の打撃で、打球がフェンスを越えることによって得られる得点方法で、通常1点以上の得点が期待される重要なプレーです。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:プロ野球のポストシーズンの一環で、リーグの上位チームが対戦し、日本シリーズ出場権を争います。

