試合は11回裏、1死一塁の場面で、DeNA・佐野の二ゴロが一、二塁間に飛ぶ
田中はダイビングキャッチでボールを捕球し、すぐさま遊撃手のロドリゲスに送球
これにより併殺が成立し、試合が終了した
この瞬間、田中はまさに「忍者」と呼ぶにふさわしい素早い動きを見せた
通常、コロンと転がる打球が捕球される瞬間、一連の動作を途切れさせずにこなすことで、打者は塁に出ることができず、試合の行方が決まったのである
試合はこの日、4回においても田中が光るプレーを見せた
2死の場面で林の右中間への打球を中継プレーとして素早く処理、三塁でのアウトを奪う鋭い送球がピンチを救った
田中の積極的な守備とともに、バットでもマルチ安打を記録し、打撃でも勝利に貢献した
試合後、田中は「(最後の)ゲッツーは無理でも何とか止めようと思っていた
良いプレーができてよかった
タフな試合が続いていますが勝つことだけです」とコメントし、勝利への意欲を強調した
中日・田中幹也選手の活躍が光った試合は、勝敗を分ける重要な瞬間を形作りました。特に田中選手の守備は圧巻で、最後のプレーはまさに試合を締めくくる理想的なものと言えます。守備の重要性が改めて示されたゲームになりました。
キーワード解説
- 忍者守備とは?:守備時に選手がまるで忍者のように素早く動き、ボールをうまくキャッチすることで、相手チームに走らせずアウトを取る技術のことです。
- 併殺とは?:併殺は、同じプレーの中で二人のランナーをアウトにすることを指します。主に内野手のコンビネーションプレーによって実現されます。

