巨人・泉口友汰内野手が見せた成長の軌跡:守備職人から打撃力を兼ね備えた選手へ
2025年8月31日、プロ野球シーズンの終盤を迎え、規定打席到達の選手が増える中、特に注目を集めているのが読売ジャイアンツの泉口友汰内野手(大阪桐蔭出身)である現時点で109試合に出場し、打率.291、5本塁打、29打点、そしてOPS(出塁率+長打率)は.732と、リーグ8位にランクインするなど、彼の打撃成績は非常に高い水準に達している
守備から打撃へ、華麗なる成長
泉口選手は元々、守備型の選手として知られ、特に高校時代には「守備職人」として名を馳せていた泉口選手が所属していた大阪桐蔭のチームには根尾昂選手(中日)や藤原恭大選手(ロッテ)など、プロのクリーンナップやエースピッチャーとして有名な選手たちが揃っていた
しかし、泉口選手は守備での貢献に特化し、8番ショートとしてチームのセンバツ優勝に貢献した
彼の守備の巧さはSNSでも称賛され、多くのファンの支持を集めた
大学時代の挑戦と成長
高校卒業後、泉口選手は青山学院大学に進学大学では主将を務め、中心選手へと成長した
大学4年生になると、彼の体格は出来上がり、強打者として長打性のある打球を飛ばし始める
これまでの単打中心のスタイルから、威力のある中距離打者への変貌を遂げたのだ
打撃向上の秘訣として、泉口選手は「木製バットが合っていた」と述べ、大学での打率3割以上を何度も記録している
守備の秘訣
泉口選手の守備についての考え方は非常に明快で、「一步目を大事にする」と語っている打球に対して最初の動きが重要であり、右足を使った間の作り方と、捕球時の左足の運用が守備力向上に寄与しているという
また、送球に必要な下半身の使い方も重視し、基本動作を疎かにしないことの重要性を強調した
こうした彼の分析は、緻密な技術の積み重ねによるものであると感じられる
今後の展望
泉口選手はプロ入り当初から強いプロ志望を抱いていなかったが、大学・社会人での経験を経て、飛躍的な成長を遂げた一部の関係者は、彼がプロに進む道を模索する中で、さらなる進化を遂げる可能性を示唆している
攻守両面で素晴らしい成績を収めている泉口選手が、今後どのような成長を見せるのか、その動向が非常に楽しみである
泉口選手は、高校時代の守備職人からプロ野球で輝く打撃力を持つ選手へと成長した。その成長の裏には、基本に忠実な努力と、しっかりした思考があった。今後の成長が期待される選手の一人である。
キーワード解説
- OPSとは?:出塁率と長打率を合算した指標で、選手の攻撃力を総合的に表すことができます。
- 守備職人とは?:高い守備技術を持ち、守備でチームに貢献する選手のことを指します。
- 打率とは?:打率は選手が打席に立った回数に対し、安打を打った割合を示し、打者の成功度を表す指標です。

