試合は広島戦で、下川選手にとっては6月1日のDeNA戦以来、約3カ月ぶりの登板となりました
試合終了後、彼はお立ち台に上がり、ウイニングボールを手にした笑顔を見せ、「両親に伝えたいです」と感謝の気持ちを表しました
この試合の中で、下川選手はピンチに何度も直面しましたが、特に3回には2死満塁という状況から押し出しの四球を与えてしまうも、その後の打者を遊飛に仕留めて忍耐強く投球しました
彼は120キロ台中盤の直球と90キロ台のカーブを効果的に使い分け、神宮球場での初先発として5回を投げ8安打3失点に抑えました
打席でも初のプロ安打を右中間に放ち、続いて初得点も記録しました
下川選手は、中学までは内野手としてプレーしていましたが、地元の湘南工大付属高校で投手に転向しました
彼は176センチという比較的小柄な体格を逆手に取り、独自のスタイルであるサブマリン(下投げ)での投球を選びました
このスタイルを維持することで、周囲からのオーバースロー投球を勧められる中でも、彼は自身の道を歩むことを選びました
昨年、オイシックスで育成ドラフトの3位指名を受け入団し、春季キャンプでは1軍に抜てきされました
今年の5月1日には支配下選手契約を結び、成績を残してきました
そして、阪神からの早川選手に続き、オイシックス出身の初の1軍勝利投手として名を刻むこととなりました
試合後、彼は「新潟で3年間やってきた中で結果が付いてくるとうれしい」と喜びを語りました
試合はヤクルトが優勝の可能性を失った中でも、新たな希望を象徴する結果となりました
◇下川 隼佑(しもかわ・しゅんすけ)生年月日:2000年3月22日、神奈川県出身
プロ野球選手
176センチ、88キロの体格で、右投げ右打ち
今回の試合で下川選手がプロ初勝利を収めたことは、彼自身だけでなくチームにとっても大きな意味を持つ出来事です。チームが優勝を逃した中でも彼の活躍は新たな希望を生み出し、今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- サブマリンとは?
- ウイニングボールとは?
- 下投げとは?

