8月31日までの時点で、彼は24試合に登板し、3勝5敗、防御率3.07という成績を残している
特に同月16日の日本ハム戦では4回途中で4失点を喫し、この試合で5敗目を記録した
内は「何回も同じことはできない」との強い決意を持ちながら挑んだが、結果には結びつかなかった
内星は高校卒業から3年目となる2023年に中継ぎとして53試合に登板
4勝2敗7ホールド、防御率2.28と素晴らしい成績を残し、自慢の直球を武器にブルペンの一角を担う存在となった
2024年には先発へと転向し、開幕ローテ入り
20試合に先発し6勝8敗、防御率3.58という結果を出している
しかし、プロ5年目の今季はさらなる飛躍を狙ったものの、同日時点で先発としての登板は12試合と限られたものにとどまっており、信頼を勝ち取るには至っていない
内が思うように投球できなかった理由は、迷いにあったと言える
彼は6月までに先発として2勝を挙げたものの、制球を意識するあまり、昨年のような球威が感じられなかった
特に、6月21日の広島戦では先発しながらも2回で4失点を喫し、捕手の太田光から「かわそう、かわそうとしている」との指摘を受けた
その後、内は自分の直球を生かすため、力強い腕の振りを意識して修正を続けた
8月6日のオリックス戦では7回途中1失点と復調の兆しを見せたが、勝ち星には恵まれなかった
シーズン最終盤のこの時期、内は「しっかり結果を残さないといけない
コーチ、監督に恩返しをしたい」と言葉を強める
彼の思いを結果で表し、信頼を勝ち取るための奮闘が求められる
内星龍選手の現在の状況は、多くの若手選手に共通する課題を抱えていると言える。自身の強みである直球に対する迷いやストライクゾーンの制約は、結果に大きく影響を及ぼす。彼がどのようにしてこの課題を克服し、さらなる成長を遂げるのか注目したい。
キーワード解説
- 防御率とは?:投手の成績を示す指標で、投げたイニング数あたりの失点の平均を表します。
- ホールドとは?:試合で救援投手が、試合が終わるまでに自チームのリードを守って登板した際に与えられる記録です。

