西武の今井達也投手、シンカー習得で投球スタイルを進化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
西武ライオンズのエース、今井達也投手がさらなる成長を遂げた

先月の交流戦後に調子を崩していた今井投手は、新たにシンカーという変化球を習得し、8月23日の千葉ロッテマリーンズ戦で完封勝利を収め、今季8勝目を挙げた

先日のオリックス戦でも好投を見せており、その成績が彼の月間のパフォーマンスを支えている

今井投手は、チームメートの糸川投手からシンカーの握り方やイメージを学び、15日のオリックス戦前にキャッチボールで練習を重ねた

試合に実際に投げることでその効果を確かめようと決意し、試合でぶっつけ本番の投球を実行

数回の練習にもかかわらず、結果として8回を1失点に抑える投球を見せた

ロッテ戦では、シンカーを駆使して空振りやストライクを奪う場面が数多く見られ、今井投手はその効果を実感した

また、彼はこれまで主に使用していたスライダーに加え、新たに習得したシンカーで変化球の選択肢を広げ、打者にとっての読みを難しくする工夫をしている

時代の流れに応じて対策を取ってくる対戦相手に対し、常に一歩先を行くための取り組みである

今年のシーズンは、彼が昨季優れた成績を残したスライダーの効果が薄れてきたようで、自身でも「感覚的に良くない」と感じる次第

しかし、今井投手はフォークやチェンジアップなどの多彩な変化球を使い分け、打者に対して的を絞らせないよう努力を重ねている

6月末の日本ハム戦では熱中症に見舞われ、途中降板を余儀なくされたが、その後も持ち前の探究心を生かし、新たな挑戦を続けている

チームはシーズン終盤において厳しい順位争いに突入したが、今井投手は「自分がやるべきことをしっかりやり通さなければ」と、自覚を新たにしている

今井投手が新たに習得したシンカーは、彼の投球スタイルを進化させる貴重な武器となっている。特に、打者に対して変化をつけるための投球方法において、シンカーは重要な役割を果たすことが期待される。今後の試合で、この新たな武器をどのように使いこなしていくかが楽しみだ。
キーワード解説

  • シンカーとは?
  • スライダーとは?
  • 熱中症とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。