通常ならば、クライマックスシリーズ(CS)進出が難しい状況ですが、今季は首位の阪神を除く5チームの勝率が5割を切る異常なシーズンです
カープは現在4位で、3位の横浜DeNAとは1ゲーム差、2位の巨人とは2.5ゲーム差であり、まだAクラスへ食い込む可能性があります
逆に言えば、5位の中日との差はわずか0.5ゲーム差であり、最終的な順位が予測不可能な状況です
9月からは昨季における歴史的な失速を経験したカープにとって、特に注意が必要な期間が訪れます
果たして今年の9月もそうした「鬼門」となるのでしょうか
過去の成績を振り返ってみることにしました
2020年、コロナ禍の影響で特異な体制が敷かれた中でのシーズンは、26試合で9勝15敗2分という結果に終わりました
今季の成績を比較する上では参考外と言えます
佐々岡真司監督の2年目である2021年の9月成績は、25試合で13勝11敗1分と勝ち越しました
この年もリーグ戦の終了が11月にずれ込みましたが、10月は20試合で12勝7敗1分という好成績を残しました
打者として最も成績が良かった選手は鈴木誠也で、25試合に出場し、打率.381、13本塁打、22打点を記録しました
2022年の9月成績も良好で、19試合で10勝9敗という結果でした
特に目立った選手は西川龍馬で、打率.397、1本塁打、10打点と素晴らしい活躍を見せました
しかし、この年は最終順位が5位に終わり、監督も退団に至りました
広島東洋カープの9月に向けた展望は非常に興味深いものです。特に近年、9月には選手たちが高いパフォーマンスを発揮しており、今季も期待が膨らみます。しかし、前季の失速の記憶があるため、監督や選手たちは慎重に戦略を立てて臨む必要があります。
キーワード解説
- クライマックスシリーズ(CS)とは?プロ野球のシーズン終了後に行われるプレーオフのことを指します。
- 鬼門とは? 特定の時期や場所で不運や悪い成績が続くことを表す言葉です。
- 打率とは? 野球において、選手が打席に立ったときのヒットの割合を示す統計データです。

