両チーム無得点で迎えた3回表、佐藤は相手投手マラーの147キロの速いツーシームを捉え、35号先制2ランを打ち上げた
この打撃は、精巧な「軸回転」という技術によって生まれたもので、打った瞬間にホームランであることが分かる美しいアーチを描いた
「イメージ通りのいいホームランだったと思います」と自らの一打を称賛した佐藤
打球は右翼席中段まで達し、試合の流れを阪神に引き寄せた
この日、佐藤は先制点を演出しただけでなく、7回には無死一、二塁の局面でも進塁打を放ち、5番・大山の犠飛を呼び込み、4点リードの状況を作った
この試合での佐藤の活躍により、阪神のマジックナンバーは1つ減り、残り6となった
「変わらず頑張ります」と短い決意を示す佐藤は、単なる4番打者以上の存在感を示し、チームの勝利に貢献した
また、名古屋と相性の良さも際立っており、バンテリンドームでは10試合で6本塁打を記録
この量産ペースが甲子園で実行されていれば、5月の時点で51本塁打を放っている計算になる
佐藤の今後の活躍に期待が寄せられている
阪神の4番、佐藤輝明選手の活躍が光った試合で、特に3回表はチームの勝ちを引き寄せる重要な瞬間となりました。彼のホームランや進塁打は、単なる個人の成績に留まらず、チーム全体の士気を高める役割も果たしました。今後の試合でも、この勢いを維持してほしいと思います。
キーワード解説
- ツーシームとは？：ツーシームは2つのシームを持つ投球方法で、投手がボールを回転させることで空気抵抗が生まれ、打者から見るとストレートに見えつつも変化する球のことです。
- 軸回転とは？：軸回転はスイングの時の体の回転をチューニングしてミート率を高める技術で、これにより打球の飛距離や角度が向上します。
- 進塁打とは？：進塁打は、自分がアウトになりながらも、他のランナーが進塁できるように打つことを指します。この戦略は試合の流れを変える重要なプレーです。
