同点の五回、二死から長岡選手に右翼線二塁打を許し、続く内山選手と村上選手には連続四球を与えて逆転のピンチを迎えたが、冷静にオスナ選手を149キロの直球で遊ゴロに打ち取ることで難局を乗り切った
最終的に六回を114球投げ、自己ワーストタイの六四球を出しながらも、わずか一失点で切り抜け、今季の勝ち星を五に伸ばした
ヤクルト戦での連勝は自身で五連勝となり、「反省点は多いが、勝利したことは嬉しい」と試合後に汗をぬぐった
初回のピンチを乗り越える
戸郷投手は、初回から150キロを超える直球を投げ込みながらも、1死から三者連続四球を出して満塁のピンチを迎えたしかし、ここからオスナ選手をその日最速の152キロの直球で三ゴロ併殺に仕留め、試合の流れを引き寄せた
制御の難しさと次への課題
三回には村上選手に中前適時打を許し、先制点を奪われた戸郷投手は「制御ができず、ゾーンにボールを投げ込むことができなかった」と反省を述べたが、それでも最少失点で切り抜けることに成功した
今季は開幕投手としての重圧を背負ったが、二度の二軍降格を経て、「その時に自分の信頼を失ったことは理解している」と語った
反省する気持ちを持ちつつも、「逆にチャレンジのチャンスだと思ってやります」と前向きな姿勢を見せた
信頼回復に向けて
背番号20の戸郷投手は、今後の投球に向けての修正を誓い、「今日のような投球を繰り返さないようにしたい」と述べ、改めて自らの投球術の向上を目指すと強調した戸郷投手の試合内容は、ピンチを乗り越えつつも五連勝を記録したことから、エースとしての責任感を確認できました。しかし、四球を出すなど細かな課題が残っており、今後のさらなる成長が期待されます。
キーワード解説
- 直球とは？ストライクゾーンに投げ込むための高い速度を持ったボールを指します。
- 四球とは？投手が投げたボールを打者が見逃しても、ストライクでない場合に与えられるものです。
- エースとは？チームの中で最も優れた投手を指し、通常は最も重要な試合で先発として投げる役割を担います。
