中山礼都内野手（２３）は本塁打を確信した
快音を響かせた打球は京セラドームの天井近くまで上がり、右翼後方の５階席付近に届いた
「打った瞬間いったかなと思いました」
これは特大の自己最多６号ソロで、大阪の巨人ファンから大歓声を浴びた一撃だ
試合の流れを一変させる一発であった
試合は０−１で迎えた４回、二死の場面でヤクルトの奥川からの２球目、高めに投じられた１５０キロの直球を思い切り振り抜いた
「長打を狙っていた
高めをうまく芯で打てた
感触もすごく良かった」と自信に満ちた表情を見せた
注目すべきは、この本塁打が試合の流れを変え、チームに勝利をもたらした点だ
阿部監督は「ナイスホームラン
距離も出てたしね
すごかったよ、びっくりした」とその素晴らしさを称賛した
中山選手は本職は内野手であるが、その打力を生かすために外野にも挑戦中である
名前の由来は父から名付けられたもので、「ライトには名選手が多い」という意図が込められている
８月３１日の阪神戦では苦渋のエンタイトル適時二塁打を許す場面もあったが、「先週までチームに迷惑をかけてばかりだったので、もっと勝利に貢献したい」という熱い思いを胸にこの試合に臨んだ
今季は内外野で計５ポジションをこなしながら自己最多８２試合の出場を果たしており、初めて本格的に取り組む外野では、試合前には多様なパターンのノックを受けて力をつけている
「初心というか第１段階をしっかりこなしていきながら、まだまだ完璧にできているわけではない」と謙虚に語る中山選手だが、８月は打率３割１分６厘と調子を上げており、順位争いも佳境に入る大事なシーズン終盤でその存在感が増している
「こういう試合をスタメンで出て経験できてるので、感謝の気持ちを持って毎試合がむしゃらにやりたい」と力強く誓った中山選手のスイングが連敗ストップにつながった
この記事では、中山礼都選手が巨人対ヤクルトの試合で放った特大本塁打について詳細に報じられている。内外野をこなす多才な選手である中山選手が、シーズン終盤に向けて存在感を発揮している点が注目される。
キーワード解説
- 本塁打とは？：野球で、打者がボールを打って一度の打席でバッターとランナーが全ての塁を回って得点すること。
- 内野手とは？：野球のポジションの一つで、内野の守備を主に担当する選手。
- 外野手とは？：野球のポジションの一つで、外野の守備を主に担当する選手。
