元ヤクルトの田川賢吾投手、都市対抗での奮闘が話題に

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元ヤクルト投手・田川賢吾、都市対抗野球大会での好投が印象的

日立製作所の田川賢吾投手が、9月2日に東京ドームで開催された第96回都市対抗野球大会の初戦・西部ガス戦に登板しました

田川は5回途中から2番手としてマウンドに上がり、3回を投げて1安打無失点、4つの三振を奪う素晴らしいパフォーマンスを見せました

プロ時代には148キロを記録していた彼ですが、現在は153キロにまで球速が進化

戦力外通告を受けてから5年を経た今、彼はさらなる成長を遂げています

試合はチームの初戦敗退に終わりましたが、田川は「楽しかったです」と充実した表情で試合を振り返りました

この数年間で5キロの球速向上を達成した背景には、プロ時代のプレッシャーから解放された経験があるようです

プロでは常に結果を求められ、コントロールにも細心の注意を払って投げていたため、神宮球場での登板は非常にストレスがかかるものでした

一方、現在は結果よりも自分の投球を楽しむことを重視しているとのことです

田川は2012年にドラフト3位でヤクルトに入団

2017年からは育成契約を経て、2018年には支配下選手として1軍デビュー

2019年にはプロ7年目にして初勝利を上げましたが、その後の登板機会は限られていました

2020年に戦力外通告を受けた際、彼は「メンタル面で、もっと楽に思っておけばよかったな」と振り返りつつも、過去は変えられないため、現在の社会人チームでの経験を大切にしていると語りました

社会人としてのキャリアは5年目を迎え、当初掲げていた「プロ復帰」の目標については「年齢も上がって、自分の立ち位置を考えたときにはなくなりました」と冷静に分析しています

田川は「今は悔いのないように、1年1年を全力でやり切ることを意識しています」と語り、変わらぬ野球への情熱を持って今後も挑戦し続けると決意を示しました

田川賢吾投手が都市対抗野球大会で魅せたパフォーマンスは、多くのファンに感動を与えました。彼の過去の経験を経て、自分を大切にしながら再度挑戦している姿勢に心を打たれるものがあります。プロ野球での活躍を経て、今やストレスを感じずに野球を楽しむ彼の姿は、見ている人々にも勇気を与えることでしょう。
キーワード解説

  • 都市対抗野球大会とは?:日本全国の企業チームが参加する野球大会で、社会人野球の中でも特に権威ある大会とされています。
  • 奪三振とは?:投手が打者を三振に取ることを指し、多くの奪三振は投手の実力を示す指標となります。
  • 球速とは?:投手が投げたボールの速さを指し、球速が速いほど打者には対応が難しいとされています。

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