巨人・田中将大が好投、1軍復帰へ向けたアピール成功

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<イースタン・リーグ:巨人-ヤクルト>◇3日◇ジャイアンツタウンスタジアムで、2軍で調整を行っている巨人の田中将大投手(36)が先発登板を果たし、5回65球を投げ、2安打無失点の好投を見せました

最速146キロをマークした田中は、試合後のインタビューで「良かったんじゃないですか

自分のテーマを持ってやったことを今日はマウンドの上でしっかりとやることができた」と安堵の表情を見せました

試合の詳細

初回の投球では、先頭打者の武岡選手に左越えの二塁打を打たれるも、その後の2番並木を三ゴロ、3番山田を二ゴロ、4番沢井をスプリットで空振り三振に仕留め、危なげなく切り抜けました

続く2回は、先頭の鈴木叶選手を空振り三振に打ち取り、続けて3者凡退で抑えました

3回には2死から味方の失策で出塁を許しますが、後続をしっかりと抑え、無失点で抑え込むことに成功しました

田中投手のパフォーマンス

4回と5回もテンポの良い投球でヤクルト打線を翻弄し、「両サイドにストレートを投げ分けたり、変化球も意図を持って投げ分けできていたかなと思う

そういうのもあって打者のバランスは崩せたかな」と自己評価も高いものでした

田中は8月28日の広島戦(マツダスタジアム)で日米通算200勝を狙いましたが、2回で6安打を許し5失点(自責4)で降板

その後、登録抹消となり、1軍登録は最短で9月8日以降となります

今後の展望

この日の投球により、1軍復帰に向けたアピールに成功した田中投手ですが、「楽観的になれるのかというとそういうわけではない

まだまだ引き続き取り組んでいかないといけないことがありますし、そこをやっぱり突き詰めていって、より良い状態でマウンドに上がれるように」と引き締まった表情で語りました

田中将大選手の投球は、1軍復帰を目指すための貴重な機会でした。安定した投球内容は、選手自身の成長を示しています。今後の活躍に期待がかかりますが、過信せず、さらなる努力を続ける姿勢が印象的です。
キーワード解説

  • イースタン・リーグとは?プロ野球の2軍チームが対戦するリーグで、選手の調整や育成を目的としています。
  • スプリットとは?ピッチャーが投げる変化球の一種で、ボールが突然落ちるように見えるため、打者を打ち取る効果があります。

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