中日の石川昂弥内野手（24）が3日の阪神戦（バンテリンドームナゴヤ）で、今季初となる本塁打を放った
開幕から4番打者としてスタートしたが、その後の極度の不振や故障に苦しんできた若手選手が、1軍に再昇格した初日に復活のアーチを描いた
先発の大野は粘り強い投球を見せ、4番の細川も3ランホームランを放ち、優勝目前の阪神に対し5―2で逆転勝利を収めた
この結果、チームは3位のDeNAに1.5ゲーム差に再接近した
石川昂の復活
苦しい状況を乗り越え、ついに結果を出した石川昂は、「7番・三塁」として1軍昇格即スタメン出場となり、6回の打席で待望の本塁打を放った粒の揃ったナインに迎えられ、ファンからは「昂弥」コールが湧き起こると、彼は帽子を取り一礼した
「久々だったので、チームに貢献できて嬉しい」との言葉が心に響いた
試合の流れ
石川昂の一発は非常に効果的だった2点差に迫られた直後、彼は6回の先頭打者として迎えた第3打席で、フルカウントから先発の伊藤将が放ったツーシームを捉えた
「少し前に出されましたが、なんとか対応できました」と振り返ると、打球は虎党が陣取る左翼席中段に飛び込み、追い上げムードを沈黙させた
見えた課題の克服
シーズン序盤の苦しみから、石川昂は自分自身を見つめ直し、ファームでは集中した筋力トレーニングを行い、体重を5、6キロ増やすことで肉体を強化したバッティング練習では、「素直にボールを捉える感覚を染み込ませた」と語る彼は、24歳なりの試行錯誤を経て、ついに結果を手にした
試合後の監督の評価
井上監督は、直近の2軍公式戦での好調を受けて「自分で考えて、何が足りないのかを少し自覚し始めたかな」とその成長を高く評価した石川昂にとっては、昨年9月15日の巨人戦以来、353日ぶりとなる本塁打だ
中日の石川昂弥選手が今季初の本塁打を放ったことは、彼の復帰と成長を象徴するものであり、チーム全体の士気を大いに高める出来事です。今後も彼の活躍から目が離せません。
キーワード解説
- 本塁打とは？野球の試合において、打者がバッティングした球をフェンスを越えて打ち返すことを指し、走者が全ての塁を踏んでホームベースに戻ることで得点が入る。
- ツーシームとは？ピッチャーが投げる際、ボールに横 spin をかけることで、打者のバットとボールが接触した時、予想外の曲がり方をする球種のこと。
