ソフトバンク・大関友久、最多勝争いに名を馳せる快投を披露

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 パ・リーグ首位を走るソフトバンクは、9月3日に行われたオリックス戦において7―1で快勝

これにより2連勝を収め、4カードぶりの勝ち越しを決めた

2位の日本ハムとのゲーム差は広がり、4日には優勝マジック点灯の期待が高まっている

 ソフトバンクの育成出身、6年目を迎える左腕・大関友久投手(27)がこの試合で6回を投げて1失点という見事な成績を残し、今季12勝目を挙げた

特に本拠地での無傷の9連勝は印象的で、リーグハーラートップの日本ハム・伊藤投手に1勝差に迫る形となった

 試合序盤では走者を背負う場面もありながら、大関投手は要所を押さえ、重要な先取点を与えずに試合を進めた

前回の登板で約3か月半ぶりに黒星を喫したものの、連敗を避ける安定感を示したのは防御率1.59という数字が示す通りだ

 試合後のヒーローインタビューに上がった大関は「家族や親せき、友人が応援に来ていて、彼らの前で良い投球ができて嬉しい」と笑顔で語った

連勝のスタートを切ったこの左腕投手は、充実感を漂わせていた

 試合を見守っていたのは、大切な親類や知人のみならず、別の名門球団の駐米スカウトの姿もあった

オリックスの若きエース・宮城投手が登板した前日には、来日中のMLB球団のプロスカウトも視察に訪れ、特に大関投手を注目していた様子だ

 大関投手は一昨年オフにメジャー挑戦の意思を表明しており、「一番になりたいという気持ちが昔からあった

大谷翔平選手やメジャーで活躍する選手を見て、自分もそうなりたい」と意欲を示す

また、「最多勝、沢村賞、その先にメジャー」という目標を掲げており、その実力が伴っていることを自ら証明し続けている

今や懐疑的な声は消え去り、順調にキャリアを積んでいると自信を見せた

今回の試合を通じて、大関友久投手の成長が際立った。特に、メジャー挑戦の意思を持つ彼がどのように結果を残しているかが分かり、将来への期待感が高まる。スカウトの目にも留まる存在となったことから、今後の活躍にも注目が集まるだろう。
キーワード解説

  • 左腕とは? 左腕とは、投手が左手でボールを投げることを指し、多くの左投手は、投球フォームが右投手とは異なるため、バッターにとってはなかなか打ちづらい存在とされています。
  • 防御率とは? 防御率は、投手が投げた回数に対する自責点の割合を示す数字で、数値が低いほど投手が優れているとされます。一般的には防御率1.00以下が理想です。
  • ポスティング移籍とは? ポスティング移籍は、選手がメジャーリーグの球団に移籍するための制度で、通常は選手が所属チームと合意した場合に行われます。これにより、メジャーでの挑戦が可能となります。

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