この試合は全体的に巨人の打撃力が地力を発揮し、見事な戦略が光った
試合開始早々の1回、巨人の打線は丸選手と若林選手の連続四球で無死一、二塁のチャンスを迎えた
この場面で泉口選手が内角高めのカットボールを切り返し、右中間へ先制の2点適時三塁打を放つ
続いて岡本選手は、追い込まれたものの、外角のスライダーを見極めた後、中寄りの直球を捉え、左越えに適時二塁打を放った
これで巨人は一挙に4得点を挙げ、主導権を握った
試合後、阿部監督は先日の阪神戦での岡本選手の打順変更について説明
「和真の前に走者がいなかったので、打順を変えた
しかし、岡本選手が3試合で4安打も打点が無かったため、無駄に声をかけずに元の打順に戻した」と、状況に応じた柔軟な判断を示した
この柔軟性が実を結び、泉口選手は今季初の2試合連続3安打を記録し、打率はリーグトップの3割に上昇
また、岡本選手も29日の阪神戦以降、3安打をマークし、2打点を加えた
残る試合はわずか21試合
「再び一丸となって頑張ります」と語る阿部監督に、勝利への強い意志が感じられた
今回の試合は、巨人が新たな打順で見事な勝利を収めたことが印象的でした。特に泉口選手の活躍が目を引きました。ある選手の適応力や監督の柔軟な判断が、チームの勝利に直結することを再認識させられる試合でした。
キーワード解説
- 打順とは? 野球において、各選手が打席に立つ順番のことを指します。この順番は戦略的に設定され、チームの得点力に大きな影響を与えます。
- 適時打とは? 得点になる打球を放つことを言い、その打球が得点に直接つながるため、非常に重要です。
- 主砲とは? チームの中でも特に打撃力の高い選手を指し、得点を挙げるためのキープレイヤーとなることが求められます。

