この試合では、オリックスの先発投手である田嶋大樹選手が6回で8安打を浴び、6失点を喫しました
ソフトバンク打線を抑えられなかった田嶋選手の投球に対する分析が、CSフジテレビONEの『プロ野球ニュース2025』で行われました
田嶋大樹選手の投球スタイル
解説者の平石洋介氏は、田嶋選手のストレートについて「真っすぐはそこまで悪くないと思う」と評価しましたしかしながら、田嶋選手はスリークオーターという投球スタイルで投げることが多く、特に右バッターへのインコースに投げるボールには小さな角度がつきやすいと説明しています
このスリークオーターとは、投球フォームの一つで、手の位置が身体と地面の中間に近い角度で投げるスタイルのことです
続けて平石氏は、田嶋選手がさまざまな球種に挑戦しすぎていると指摘
「極端に遅いボールを投げてみたりする」が、「それが良さを消している感じがする」との見解を述べました
この指摘には、MCの野村弘樹氏も同意し、「かわしに行き過ぎている」、つまり余計な工夫が悪影響を及ぼしている可能性があると問いかけたところ、平石氏は「バランスを崩す」との見解を示しました
解説者の意見
同じく解説者の齊藤明雄氏も「スピード的にはそんなに悪くない」としながらも、田嶋選手の配球に対して懸念を示しました「1打席ごとに配球を変えて抑えようとしすぎ」と指摘し、自分のストレートを確実に投げ、その後に変化球で打ち取るという基本的な戦略を考えるべきだとアドバイスしました
今回の試合を通じて、田嶋選手の投球内容は非常に興味深いものでした。解説者たちが指摘した通り、彼がさまざまな球種に挑戦しすぎることで、逆に自らの良さが消えてしまう可能性があることを考えると、今後の投球においては基本に立ち返ることが重要です。選手自身が持つ強みを活かすためには、シンプルさが求められるのかもしれません。
キーワード解説
- スリークオーターとは？ スリークオーターは、投球の際に手の位置が体の横あたりにあり、特定の角度でボールを投げるスタイルを指します。
- 変化球とは？ 変化球は投球時にボールの軌道を変える球種で、打者を惑わせるために使われます。
