日本ハム、ドタバタ移動の末に完封負けを喫す
◆パ・リーグ オリックス2―0日本ハム(5日・京セラドーム) 日本ハムファイターズは、オリックスバファローズとの試合において、誤算だらけの移動を経て無得点で敗れ去ったこの試合では、首位ソフトバンクに対してマジック18が点灯するという結果となった
移動のトラブル
試合当日、日本ハムは東京から大阪へ向かう新幹線の移動をしていたしかし、台風15号による大雨の影響で、東海道新幹線は一時運転見合わせとなり、東京駅を予定より69分遅れて出発した
さらに、静岡での大規模な足止めがあり、最終的に新大阪駅に到着するまでには約4時間20分の遅れを余儀なくされた
このようなトラブルのため、球場入りは午後6時5分になり、フリー打撃などは行えず、短時間の練習で試合に臨むこととなった
試合の展開
試合は接戦となったものの、9回には1死満塁のビッグチャンスを迎えるも、代打マルティネスが遊ゴロの併殺打に倒れた新庄剛志監督は試合後、「(マルティネスには)左中間へのイメージがあったが、新幹線での長時間移動が影響したのか、結果にはつながらなかった」とコメント
さらに、「練習ができなかったことが、こうした結果に直結しています
打撃面では準備がとても重要であることを痛感しました」と語った
前向きな姿勢
この日の敗戦を受けて新庄監督は、「今年に入って同じような移動トラブルは二度目3度目はないことを願う」と苦笑しつつも、「けががなかっただけでも良しとして、次に向けて頑張ります」と前向きな姿勢を見せた
さらに、首位ソフトバンクが勝利したことで、マジック18が点灯
次回の試合はデーゲームだと知らされた選手たちは、気持ちを切り替え、再挑戦に臨むことを決意した
この試合では、日本ハムの選手たちが移動の影響で十分なウォームアップを行えず、最終的に打線が振るわなかったことが感じられました。新庄監督のコメントからも、準備と練習の重要性が強調されており、試合に向けての戦略が問われる一戦でした。
キーワード解説
- マジックとは?:マジックとは、プロ野球において、優勝に必要な勝利数と他チームの敗北数を考慮して算出される数字のことです。この数字が減少することで、優勝が確実に近づいていることを示します。
- 併殺打とは?:併殺打とは、一度の打球で二人の走者をアウトにすることを指します。通常は、内野ゴロなどで発生し、攻撃側にとっては非常に痛手です。

