9回2死、無走者という厳しい局面で打席に立ったのは、代打・坂本勇人選手
相手の投手は今季セーブ機会を全て成功させている松山で、巨人はこれ以上ない試練に直面していた
苦しい場面において、坂本選手は冷静さを失わず代打として登場
1ボールから入った2球目には空振りをしたものの、ファーストストライクに対して強くスイングできたのが良かった
追い込まれるとさらに難易度が増す松山投手に対し、カウント2-1から外角低めの155キロの球をコンパクトに打ち返し、中前への同点打を放つ
冷静かつ正確な判断力と技術が光った瞬間だった
残り試合が20を切り、クライマックスシリーズ（CS）進出争いは中日を含む4チームでの接戦となる見込みだ
特に中日との最終戦には重要な意味を持つ
貴重な勝利を手にした巨人は、これをきっかけに流れを変えられるかが注目される
この試合での勝利は、中継ぎ投手陣の奮闘によってももたらされたものであり、非常に価値のある勝利となった
（野球評論家・清水 隆行）今回の試合は、巨人にとって非常に重要な勝利となりました。絶体絶命の状況から代打・坂本選手が見事な打撃でゲームを引き寄せたことが印象的です。特にクローザー相手に同点弾を放つ姿は、プロとしての意地を感じさせます。残りの試合でもこの流れを持続できるかどうかが、CS進出に向けて重要になるでしょう。
キーワード解説
- 絶体絶命とは？：絶対に敗北が確定しているような状況を指しますが、そこから奇跡的に逆転することもあります。
- 代打とは？：スタメンで出場せず、試合の途中で打席に立つ選手のこと。試合の流れを変える重要な役割があります。
- クライマックスシリーズ（CS）とは？：プロ野球におけるプレーオフの一部で、レギュラーシーズンの成績上位球団がタイトルを争う戦いのことを言います。
- 中継ぎ投手とは？：先発投手と抑え投手の間に出場する投手で、試合の中盤で登板して点を許さない役割を果たします。
