オリックス・山下舜平大、今季初先発で魅せた力投も勝利には届かず

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◇パ・リーグ オリックス―日本ハム(2025年9月7日 京セラD) オリックス・山下舜平大投手(23)は、今季初めて先発のマウンドに立ちました

結果は5回を投げて3安打2失点という成績であり、一歩及ばず白星は逃しましたが、そのピッチング内容は注目に値しました

圧巻の初回

試合は初回から動きました

山下投手は4者連続で空振り三振を奪う圧巻の立ち上がりを見せ、特に高めに投げた「157キロ」の直球と変化の多いカーブやフォークが効果を発揮しました

ここまでの瞬発力とキレは、彼が持つポテンシャルを示しています

課題も残る投球

しかし、2回には2死から立て続けに2者に四球を与え、その後8番打者・田宮への適時打で先制点を許してしまいます

これにより、山下投手の調子に若干の陰りが見え始めましたが、4回には再度田宮を154キロの直球で空振り三振に切り抜け、盛り返す姿も見せています

終盤の失点

最終的には5回に清宮幸選手にソロホームランを浴び、球数が91球に達した時点で降板

試合を通じて、彼のストレートと変化球の組み合わせが相当な力を持っていることを印象付けましたが、淡い期待とは裏腹に白星には繋がりませんでした

復帰からの道のり
山下投手は、腰のコンディション不良により長い間実戦を離れていましたが、7月8日に2軍で復帰し、その後もウエスタン・リーグでの登板を重ねて結果を残しています

彼の次の登板への期待が高まる一戦でした

山下投手の今季初先発は、彼のポテンシャルを示すものでしたが、ストレートのスピードや変化球のキレが見られる一方で、四球や失点が課題として残りました。彼のさらなる成長が期待されます。
キーワード解説

  • 直球とは?:投球において、最も基本的なタイプのボールであり、高速で直線的に飛ぶ特徴を持つ。
  • 三振とは?:打者が投球を打ち損じてアウトとなることで、投手にとっては非常に有利な結果。
  • 防御率とは?:投手が相手チームに得点を許した割合を示す指標で、数字が低いほど投手の成績が良いことを意味する。

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