西武のドラフトルーキー篠原響、初登板初勝利はならず

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◆パ・リーグ 西武―ロッテ(7日・ベルーナD) 西武のドラフト5位ルーキー・篠原響投手(18)=福井工大福井=が初の一軍登板を果たしたが、結果は厳しいものとなった

篠原は出場からわずか4回2/3で7安打4失点という成績で降板し、初勝利は次回以降に持ち越しとなった

篠原はデビュー戦となるこの試合で、初回に151キロの直球を記録し、先頭打者の高部に左前安打を許した

続く寺地には四球を与え、2死一、二塁の状況を作ってしまうと、藤岡に中前適時打を浴び、早くも先制点を献上

悔しさから顔をゆがめる篠原だったが、その後はカットボールを駆使し、佐藤を空振り三振に仕留め、次のイニングに向けて気を取り直す場面も見られた

しかし、2回にはプロ入り初の死球を与えるなど、制球が不安定な部分も見受けられた

ファームの成績から期待された篠原だが、序盤の立ち上がりで不安定なピッチングが続いた

3回には藤岡に右前安打、そして次打者の佐藤には右翼スタンドにライナーで飛ばされる2ランホームランを浴び、スコアはリードを広げられ3-0に

これもまた反省点となった

4回に入ると、先頭の山本には二塁打を許し、続く小川の犠打も決められ、1死二塁のピンチを作られた

高部からの中犠飛でさらに失点を重ねる結果となる

篠原投手が無念の降板を強いられるのは、彼の継続的な成長のための貴重な経験にもなるだろう

西口監督が二番手として浜屋将太投手に交代を告げたのは、この回の2死あとであった

篠原は福井工大福井から2024年のドラフトで西武に入団した才気あふれる選手であり、球団にとっては1999年の松坂大輔以来26年ぶりとなる高卒新人の初登板初勝利が期待されていた

しかし、結果は期待通りにはいかなかったが、今後の成長に期待がかかるところである

篠原響投手の初登板は、期待が大きかった分、結果が伴わず残念だったと感じる。初回の151キロは素晴らしいが、その後の制球に課題が見えた。今後、彼がどのように修正して成長していくのかが楽しみである。
キーワード解説

  • ドラフト:プロ野球チームが選手を選ぶイベントで、新人選手をチームに加えるための選考を行うこと。
  • 直球:ピッチャーが投げるボールの一種で、最も基本的な球種。直線的に速さを競う。
  • カットボール:速球に近いスピードで投げるが、少し横に曲がるボール。打者が打ちにくいという特徴がある。
  • 無念:悔しさや残念な気持ちを表す言葉。特に、自分の努力が報われなかった時に感じる。

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