ユニフォームを身にまとい、インターバルを挟みながら66球を投げ込んだ田中投手は、「ちょっと多めに投げました
(登板間隔を考えて?)そうですね」と汗をぬぐいながら、充実したトレーニングを語りました
田中投手は、8月21日のヤクルト戦において日米通算199勝目を挙げたものの、28日の広島戦で2回5失点の結果を受け、翌29日に登録を外れました
その後、阿部監督から9月中の再昇格の可能性を伝えられ、迎えた3日のイースタン・ヤクルト戦では5回2安打無失点、無四球の快投を見せました
この結果から、通算200勝に向けた確かな手応えを得ているようです
「(対打者へ)しっかり勝負する状態にはなっていると思います」と自信を覗かせました
田中投手はブルペンで投げているボールについても、「春先と比べて、投げるボールというのは久しぶりに受けてもらった選手、コーチからも『よくなっている』と口をそろえて言っていただける」と、周囲からの評価を受け入れつつ、メカニック的な修正が必要であることも認めました
また、バッターの反応を見ながら、前回の広島戦での反省点についてキャッチャーと話し合うなど、冷静な姿勢を保っています
次回の登板は15日、横浜でのDeNA戦が予定されており、チームが2位を死守し、クライマックスシリーズ(CS)進出を目指す中で、田中投手の役割はますます重要になっています
彼は「それが力みになってしまってはいけないし、自分の投球を窮屈にさせてしまうのはよくない」と心がけ、良いバランスでゲームに臨むことを誓いました
また、同日から始まる広島との3連戦では、投手陣が戸郷、森田、山崎と続く予定です
特に山崎投手に関しては前回の中日戦で8回85球を投じたばかりであり、中5日での先発となります
田中将大投手が次回登板に向けて準備を進める姿からは、勝利への強い意志が感じられます。特に、メカニックや戦略について冷静に分析し、自己改善を図る点はプロとしての心構えを表しています。今後の試合が興味深くなります。
キーワード解説
- ブルペンとは?:試合前に投手が投球練習を行う場所のことです。本格的な試合に備え、体をほぐしながら調整を行います。
- イースタン・リーグ:プロ野球の二軍が参加するリーグで、選手の育成や調整を目的としています。成果を確認する場所でもあります。
- 通算200勝:プロ野球選手がキャリアの中で勝利を収めた総数が200に達することを指します。特に投手にとっては大きな一つの区切りです。
- クライマックスシリーズ(CS):日本プロ野球のポストシーズンにおけるプレーオフ形式のシリーズで、リーグ優勝チームに続いて日本一を決定します。

