8日、千葉・鎌ケ谷でスタートしたこのトレーニングでは、報道陣に配られた練習メニューに打撃練習が含まれていたが、柴田はこの日バットを握ることができなかった
柴田が練習後にその理由について語ったところによると、入寮の際にバットが届いていなかったという
「バットがなかった
本当は入寮の時に届くはずが、届いていなかったので…」と、苦笑いを浮かべながら説明した
入寮の日には、メーカーから提供されたグラブなどの用品は受け取れたものの、手違いによりバットと打撃手袋のみが未着だったとのこと
柴田は、予定していた打撃練習ができなかったことについて「結構、不安だった
強制的に（野手を）降ろされたのかなと思った…」と本音を漏らしたが、この日は急きょ投手メニューに切り替えて練習を行った
午後には無事にバットが届き、「これから練習したい」と安堵の表情を見せた
また、入寮初日の6日には、福岡空港でスマートフォンの搭乗券の表示方法が分からず、締切の2分前に保安検査場を何とか通過するというドタバタぶりで、さらに羽田空港からタクシーで強行に移動するなど、さまざまなトラブルが続いた
これらの初日からの予期せぬ出来事にも関わらず、柴田は「（逆境には）強いです
バットがなければ、投手ができるので」と前向きな姿勢を見せている
こうして、柴田のプロ野球生活が波乱の幕開けを迎えた
柴田選手のアクシデントの連続は、プロ野球選手としての厳しさとともに、柔軟な対応力も示しています。器用さや適応力が求められる世界で、これからどのように成長していくのかが楽しみです。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？新たにプロ野球に入り、特に期待されている選手のことを指します。
- 自主トレーニングとは？チームから独立して自分自身で体力や技術を磨くための練習のことです。
- アクシデントとは？予期していなかった出来事やトラブルを意味します。
