日本ハム、代打の役割がチームの勝敗を左右する重要な要素に

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近年、ロースコアの試合が目立つプロ野球界において、日本ハムファイターズもその影響を受けている

特に、代打として出場する選手の重要性が増しており、チーム内の野手の層が厚いため主力選手が代打として起用されることが多い

スリリングな状況で一振りで結果を出すための心構えは、選手によって異なる

中でも、チャンスに強い郡司選手は「代打だから基本的に打てるもんじゃない」と気負わずに試合に臨む

彼は打席での判断力も魅力的で、例えば、4月11日の西武戦(エスコン)では同点の延長12回、2死一塁で代打として登場した

松本選手の二盗成功を受けて、「一塁が空いたし、直球で真っ向勝負は来ない」と判断し、追い込まれてからのフォークボールをジャストミートしてサヨナラ本塁打を打った

8月末時点で、日本ハムの代打成績は合計4本塁打、19打点

このうち、郡司ら捕手登録の選手は3本塁打、11打点を挙げており、新庄監督も「大事な場面の代打は捕手が多い」と彼らの読みの鋭さと大胆さを評価している

さらに、矢沢選手は5月31日のロッテ戦(エスコン)で2点を追う9回、2死二、三塁という局面で代打として登場

実は当初、彼は代走の準備だけをしていたが、新庄監督の信頼を感じ、「打てるはずだ」と考えて打席に入った結果、152キロの直球を中前に落とし、次の郡司選手のサヨナラ打を生むきっかけとなった

代打の極意について、阪神で「代打の神様」と称された八木打撃コーチは、段階的な緊張感と試合状況の理解が重要であり、打席に立つ前の準備が勝負を決めることを教えている

ソフトバンクとの優勝争いにおいては、一つの試合の結果がシーズン全体に影響を及ぼすため、代打の一撃が優勝を決める瞬間になることもあるだろう

記事では、日本ハムファイターズの代打選手たちの重要性が強調されている。特に郡司選手は、緊張感の中で冷静な判断を下し、勝利をもたらすプレーを見せている。選手たちの置かれている状況に応じた心の持ち方が、試合結果に大きく影響していることが伺える。
キーワード解説

  • 代打とは?代打は、先発メンバーではなく、試合中に途中でバッターとして起用される選手のことを指します。これにより、戦略的に試合を有利に進めることが可能です。
  • サヨナラ本塁打とは?サヨナラ本塁打は、試合終盤に同点または負けている状態で打たれ、その結果として勝利を決定づける本塁打のことです。
  • 捕手とは?捕手は、野球のポジションの一つで、投手が投げる球を受ける役割を持っています。打撃や守備ともに重要な戦略を担っています。

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