広島・斉藤優汰投手、試行錯誤の毎日の中で新たな課題に直面

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広島東洋カープの若き右腕、斉藤優汰投手(21歳)が今季、試行錯誤の日々を送っている

彼は、これまで主に二軍で中継ぎ投手として登板し、8月中旬までの防御率は2点台をキープしていたが、最近の2試合で先発として登板した際のパフォーマンスは芳しくなかった

特に、7回1/3イニングを投げた試合では10失点、14四死球という乱調を見せ、現在は自身の“違和感”と向き合っている

斉藤は今季、春季キャンプで新井監督から「中継ぎでやってみよう」との指示を受けてから、中継ぎとしてスタートした

彼は同じドラフト1位の森下暢仁選手や栗林良吏選手からアドバイスを受けながら準備を進めていたが、開幕後には「体が操れていない」と感じるようになり、好投しながらも手応えを感じられずにいた

直近の2試合で先発登板した斉藤は、自身が持つフォームの安定を図ろうと奮闘しており、力を右打者方向に流さないように意識している

「元々はインステップに入っていくタイプだが、今は体を大げさに開く意識でやっている」と語り、現在の課題を認識し、改善に努めている

また、同学年の辻選手が支配下登録されて1軍で活躍していることも、斉藤にとって刺激になっている

「青春時代を共有した仲間が活躍するのは刺激しかない」と述べ、今はまず「納得のいくボールを投げられるように頑張るだけ」と前向きな姿勢で取り組んでいる

斉藤は2004年5月27日生まれの北海道出身

身長189センチ、体重94キロの彼は、甲子園出場はないものの、将来性を見込まれ2022年度ドラフト1位で広島に入団した

これまでに最速156キロを記録し、5月2日の中日戦ではプロ初登板を果たした

斉藤優汰選手は、若くしても非常に挑戦を続けています。特に右打者に対する投球やフォームの修正に取り組む姿勢は、今後の成長に大きな期待を持たせます。仲間の活躍にも刺激を受けながら、どのような成績を残すのかが楽しみです。彼の成長には目が離せません。
キーワード解説

  • 中継ぎとは?野球における中継ぎは、先発投手と抑え投手の間に立つ役割を持ち、試合中の重要な局面で投球するポジションです。
  • 防御率とは?防御率は、投手の投球成績を示す指標で、被安打や自責点を元に計算される数値で、低いほど良い成績とされます。
  • フォームとは?選手が球を投げる際の身体の使い方や動きを指し、安定したフォームが結果を左右します。

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