中日・岡田俊哉投手、引退表明後の登板で力投を見せる

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◇10日 ウエスタン・リーグ 中日―ソフトバンク(ナゴヤ) 中日・岡田俊哉投手(33)が引退表明後、初めて登板した

先発で5イニングを投げ5安打1失点、4奪三振、1四球

93球を投じる力投をみせた

初回は三者凡退と上々の立ち上がりだった

三者凡退とは、打者が三人続けてアウトになることで、投手にとって非常に良いスタートを切ったことを示す

2回は味方の失策などで招いた無死満塁のピンチにも動じず、後続を断ち無失点で切り抜けた

この「無死満塁」とは、誰もアウトになっていない状態で、全塁にランナーがいる状況を指し、特に投手にとっては非常に緊張感のある局面である

自身の最終となった5回、岡田は2死一塁から柳田に中前打、続いてダウンズに四球を許し満塁となる

満塁の時、特に注意が必要なのは打者に対してプレッシャーがかかるため、失点する危険性が高まる

この場面で岡田は、後続の4番・井上に中前適時打を許し、ついに1点を先制された

その後、岡田は5回で降板し、6回からは育成選手の森山にマウンドを譲った

チームは前日9日の首位攻防の初戦に勝ち、約1カ月ぶりに首位に浮上していた

岡田は7日にバンテリンドームナゴヤで会見し、今季限りでの現役引退を発表していた

岡田俊哉投手が引退表明後に見せた力投は、彼のプロ生活の集大成を感じさせるものでした。特に、無死満塁という緊張感のある局面でも無失点で切り抜けた姿勢は、経験豊富な投手ならではの冷静さを感じました。彼の今後のキャリアにも期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ウエスタン・リーグとは?:日本のプロ野球の2軍チームによるリーグ戦で、若手選手の育成や調整の場となる。
  • 三者凡退とは?:打者が三人続けてアウトになり、投手がピッチングを成功させたことを示す。
  • 無死満塁とは?:誰もアウトになっていない状態で、全塁にランナーがいる状況を指す。

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