７回に代打で登場した楠本は一ゴロに倒れたものの、９回の第２打席では佐々木投手から三遊間を破る左前打で、移籍後１２打席目にして待望の初ヒットを放った
楠本は「打席のチャンスをいただいて１本も出せてなかったので
この１本はとても嬉しいです」と話した
彼は甲子園で初めての安打を記録できたことを喜んでいる
昨オフ、横浜DeNAベイスターズから戦力外となり、阪神に加入後、ウエスタン・リーグでは３割８厘の高打率を記録していた
さらに、楠本は「優勝に何一つ貢献できなかったが、ポストシーズンも残っている
何とかアピールして、そこに入れるようにという思いでずっと取り組んできた」と続けた
彼は「自分には余裕なんてない
残りの１打席、１打席を必死にアピールしていきたい」と真剣な表情で語った
幼少期から熱烈な阪神ファンである彼にとって、古巣を相手に新たな一歩を踏み出す意味は特別なものだ
この試合で楠本選手が移籍後初めて安打を放ったことは、彼にとって非常に重要な出来事であった。これまでの12打席でヒットを打てず、焦りもあったかもしれない。しかし、阪神ファンとしての心に火を灯し、選手としての責任感が彼を突き動かしたのだろう。
キーワード解説
- 移籍とは？：他のチームに所属していた選手が、新しいチームに加わること。
- ウエスタン・リーグとは？：プロ野球の二軍選手が活動するリーグで、若手選手の成長の場となる。
- 安打とは？：バッターがヒットを打ち、出塁した状態を指す。ヒットにはシングルヒット、二塁打、三塁打、ホームランがある。
