特に注目を集めたのは、先発投手の東松快征（ひがしまつ かいせい）であり、彼はわずか22球で6失点を記録し、早々にマウンドを降りることとなった
初回から5連打を浴び、1アウトしか取れなかった彼にとって、今試合は厳しい現実を突きつける形になった
高卒2年目の左腕投手、東松は試合後、「この時期に先発という機会を与えていただいたのに、こういった投球になってしまった
チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさを口にした
この発言からは、若い選手が抱えるプレッシャーが見て取れる
打線は序盤から7点を追う厳しい展開となる中、6回には西野の適時二塁打などで3得点を挙げたものの、直後に3番手投手の入山が制球難から3点を失い、追い上げの勢いを削がれてしまった
新庄監督率いる日本ハムに対して、2年ぶりの勝ち越しも逃し、オリックスのレギュラーシーズンの勝敗成績は、2年連続で12勝12敗1分けとなった
これにより、クライマックスシリーズ（CS）出場を争う4位の楽天とは5.5ゲーム差に開いてしまった
オリックスの東松投手が経験した厳しい試合は、若手選手にとっても成長につながる大切な瞬間かもしれません。失敗から学ぶことが求められるプロの世界において、次にどのような成長を見せるのか、ファンとしても注意深く見守りたいところです。
キーワード解説
- 先発：野球において、試合のスタートを切る投手のことを指す。先発投手は試合の流れを左右する重要な役割を担う。
- 制球難：投手が投球時に狙った場所へボールを投げることができない状態のこと。これにより、ランナーを出したり、失点を重ねてしまう。
- クライマックスシリーズ（CS）：日本プロ野球におけるポストシーズンのプレーオフ形式のこと。上位のチームが優勝を競う大事な場面となる。
