終盤に３点を奪い、最大４点差から１点差まで迫るも、わずかに及ばなかった
試合の詳細
初回に２点の援護をもらった先発・涌井は、３回まで１安打無失点の立ち上がりを見せただが、雨脚が強まりだした４回には、味方の失策から走者を許すと、２四球でピンチを広げることに
続いて、太田選手の右前適時打で１点を返された
さらに、５回には２死満塁という局面で、押し出しの死球を与え同点となる
しかし、その後の場面では、６回にオスナ選手に内角高めの直球を左翼席に持っていかれる形で、彼の１３号グランドスラムを被弾し、逆転を許してしまった
中日の反撃
中日は試合の後半、意地を見せ始めた８回には相手のミスから１点を返し、続いて山本選手が、３番手の大西選手から左翼線への適時二塁打を放ち、さらに１点を追加した
途中出場の加藤匠選手も、フォークを使った中前への適時打を打ち、遂に１点差に詰め寄った
試合の結末と監督のコメント
９回には１死一、二塁の勝ち越しチャンスを作ったものの、最後はボスラー選手が二塁への併殺打に倒れ、逆転には至らなかった試合後、井上監督は「一発だけは、ってところで打たれたのが痛かった」と悔しさを滲ませたが、「そのままチーンって感じで終わるんじゃなくて、最後の攻撃はいいところまでいけたので、そこだけが救いです
痛い１敗ではあるけど、シュンとしてる場合じゃない」と、次に向けた気持ちの切り替えが必要だと強調した
今回の試合は、チームとして課題を残したが、最終的に逆転の可能性を見せた点で、選手たちの意地が感じられた。井上監督のコメントからも、ポジティブに次へ向かう姿勢が垣間見えた。
キーワード解説
- 涌井とは？：プロ野球選手で、先発投手としての役割を持つ。他チームでも活躍している実力者。
- グランドスラムとは？：満塁の状態で打たれたホームランのこと。非常に得点が入るため、試合の流れを大きく変える。
- フォークとは？：投球のひとつで、ボールが打者に向かって落ちるように変化する。この球を使うことで打者を抑えることができる。
