中日の涌井が珍しい3度の打ち直し本塁打を許しヤクルトに逆転負け

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中日・涌井、3度の打ち直しを許しヤクルトに逆転負け

2025年9月11日、神宮球場で行われた中日対ヤクルト戦で、39歳のベテラン投手・涌井秀章が異例のパフォーマンスを見せ、試合は中日の逆転負けとなった

中日は5-6で敗れ、セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)出場権争いが熾烈を極める中、3位の横浜DeNAと「4.5」ゲーム差を縮めることができなかった

試合の転機となったのは5回のイニングで、涌井はこの回に3四死球を与え、ホセ・オスナに決勝の満塁本塁打を許した

この本塁打は、すでに打たれた大ファウルを3度も打ち直したという非常に珍しいものだった

涌井はこの回、制球が乱れ、完全にコントロールを失っていた

具体的には、1死から投手の吉村に四球を与え、その後、濱田から三遊間へのヒットを打たれたことで、状況は悪化

さらに北村恵への2球目がスッポ抜けて死球となり、二死満塁の状況を迎えた

4番の村上に対して、涌井は引っ掛けてしまい押し出しの死球を与える結果となった

そして、続くオスナとの対戦となった

オスナにはボールワンからインコースを狙ったストレートが高めに浮き、打者に大ファウルを打たれた

さらに、カウント3-1から再度ストレートを投げるも、それも大ファウル

最後の6球目はインコースを狙ったストレートが甘く入り、オスナにとっては絶好のスイングチャンスとなり、見事に満塁本塁打を放たれた

試合後、涌井は「変化球で外へいくべきだった」と後悔を口にし、井上監督は「ホームランだけはあかんぞというところで打たれた」と語った

元プロ野球選手で現在は評論家の池田氏は、「大ファウルの後の3度目の打ち直し本塁打は見たことがない」とその異例の展開に苦言を呈した

池田氏は、涌井の制球に問題があったことを指摘し、「ぬかるんだマウンドの影響があった」と分析

涌井は、今の硬いマウンドで滑りやすくなっている状態に気を配りながらも、年齢を重ねた影響で動作が緩慢になり、コントロールが失われたことが敗因だと考えられる

中日の涌井投手が、神宮球場での試合中に補助的な要因がある中で制球を失い、歴史的とも言える珍しい事態を引き起こしました。これはプロ野球において滅多に見られないケースであり、今後の投球フォームやメンタル状態に影響を与えるかもしれません。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?
  • 満塁本塁打とは?
  • 制球とは?

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