阪神の近本、30盗塁達成も故障の懸念が残る

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◇セ・リーグ 阪神10―11巨人(2025年9月13日 東京D) 阪神タイガースの近本光司選手が、2025年のシーズンに30盗塁を達成し、リーグトップの座を独走している

これは彼にとってキャリア4度目の30盗塁であり、球団史上では赤星憲広氏に続く2人目の偉業である

近本はかつて同チームの選手、中野に対して「30盗塁いかないと盗塁王じゃない」と言ったこともあり、この数字へのこだわりがあることがわかる

近本は4回の打席で完全なスチールを成功させた

具体的には、2死一、三塁の場面で、左腕投手の横川のモーションを見抜き、盗塁阻止率がリーグトップの岸田選手に対しても楽々とセーフとなった

このプレーは近本の技術とスピードが融合した結果であり、彼の通算盗塁は198に到達

プロ野球史上81人目、球団では3人目となる通算200盗塁が迫っている

しかし、試合後に近本は東京ドームのファンへの挨拶に姿を見せず、心配の声が上がっている

彼は死球を受けて左前腕に痛みを抱えており、その影響が残っていたのか、次の打席では同じ左腕の高梨のスライダーに対して空振り三振を喫した

また、守備の際も退いたことが確認されている

藤川監督は近本の状態について「まあまた

まだわからない状況ですから」と慎重な発言に留めている

一方で、チーフトレーナーの山下幸志氏は「その後、試合に出ていますから」と述べ、大きなアクシデントではないとの見解を示した

残り13試合となり、近本は広島の小園選手や中日の岡林選手らと激しい争いを繰り広げる中最多安打のタイトルにも注目が集まる

近本選手の30盗塁達成は素晴らしい成果ですが、左前腕の死球による怪我が心配されます。シーズン終盤に差し掛かる中で、彼が無事に回復し、最多安打争いにも参加できることを願います。
キーワード解説

  • 盗塁とは?:盗塁は塁にいる選手が、次の塁に進むために相手投手の隙をついて走る行為を指します。プロ野球では、この盗塁を成功させることが勝利に繋がる重要な戦術とされています。
  • スチールとは?:スチールは盗塁のことを指す言葉で、特に巧妙に行われた走塁を称賛する際に使用されます。選手が投手の投球モーションを読み取る技術が求められます。
  • 盗塁阻止率とは?:盗塁阻止率は、捕手が盗塁を試みる走者をアウトにする成功率を示す指標です。この数字が高いほど、捕手の守備力が優れていることを意味します。

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