にもかかわらず、菅野は6回を投げて4安打1失点を記録し、勝ち負けはつかなかったものの、チームはサヨナラ負けを喫し、5試合ぶりの勝利を逃した
この試合で菅野は、奪三振4、四球0の好成績を残し、これでシーズン9度目のクオリティースタートを達成した
クオリティースタートとは、投手が6回以上を投げて3自責点以内に抑えるという指標で、安定した投球を示すものだ
菅野はシーズン28試合に登板し、これは彼の巨人時代の2018年に並ぶ自己最多の数字となっている
菅野は、35歳でのメジャー挑戦を経て、現在はバーランダー、カーショー、シャーザーという現役200勝投手との対戦を果たし、「夢のような対戦
2年前の自分に教えてあげたい」と感情を語った
彼は投げた初回に受けた打球が106.6マイル(約171.4キロ)であったことから、再びのアクシデントを警戒されたが、その後は投球に集中し、見事に立ち直った
「何とか気合で投げようと思った
2試合連続で途中交代はしたくなかったので、気持ちで投げた」と語った菅野に対し、マンソリーノ監督代行も彼の闘志を称賛し、「トモはスーパータフ」とその精神力の高さに感心を寄せた
また、正捕手ラッチマンが負傷離脱する中、新人のバサロとのコミュニケーションにはまだ時間を要すると述べながらも、自分でピッチコムを装着し、配球の組み立てを行ってシーズンを通じて成長している様子を見せた
菅野は今後、メジャー1年目の30試合登板を目指して更なる精度を上げ、チームに貢献していく意向を示している
今回の菅野投手の投球は、困難な状況においても冷静に結果を残す姿勢が際立ちました。優れた投手としての自覚と経験を活かし、対戦相手の強打者を抑え込む姿は、今後のメジャーリーグでの活躍を期待させる内容でした。
キーワード解説
- クオリティースタートとは?:投手が6回以上を投げて自責点が3点以内の成績を示す指標で、安定した投球を示す重要な統計です。
- 奪三振とは?:投手が打者を三振に打ち取った回数を示し、投手の制球力や変化球のキレを表す指標です。
- 無四球試合とは?:試合中に四球を出さず、全てのバッターを公平に打ち取った試合のこと。投手の制球力の良さの証明とされます。

