阪神・ネルソン、先発としての才能を証明!中日戦で圧巻のピッチング
<阪神6-2中日>◇15日◇甲子園 プロ野球阪神タイガースのニック・ネルソン投手(29)は、魔球として知られるナックルボールの使い手として、その姿を冬ランクで広めつつある4日の敵地中日戦に続いて、甲子園での先発マウンドに立ち、2試合連続の先発登板となった
ネルソンはこの試合で5回81球を投げ、3安打1失点の好成績を収め、来日初勝利を飾った
緊張を乗り越えた初のお立ち台
試合後、ネルソンは「めちゃくちゃ緊張した」と振り返りながら、初めての甲子園マウンドでの経験を語った「アメイジング! 観客の皆さんの応援の中でチームの勝利に貢献できたこと、すごくうれしいです」とコメントし、ファンからの温かい声援に感謝の意を表した
ナックルボールの技術とその苦労
この試合で初回、ネルソンは初球に129キロのナックルボールを投げたが、ストライクゾーンを外し先頭打者に安打を許すしかし、その後は15個のアウトを丁寧に積み重ね、安定したピッチングを続けた
試合中には、2点リードの3回に犠飛で1点を失ったが、ナックルボールに加えて150キロを超える直球やチェンジアップ、カーブ、スライダーを織り交ぜながら中日打線を翻弄した
ナックルボールとは?
ナックルボールは、手首の力を利用してボールに回転をかけずに投げるため、落ち着いた動きを保ちながらコントロールすることが難しい投球術ですネルソンはフィリーズ時代からこの球種を本格的に磨き、右手の人さし指、中指、薬指の爪を伸ばして調整している
この技術により、彼は自身の代名詞とも言えるナックルボールを活かしている
藤川監督の期待と今後の展望
リリーフとして20試合に登板したネルソンは、1勝1敗7ホールドと好成績を収めている先発に転向した後も2試合で1勝を記録し、藤川監督は今後の起用法について「そのあたりは含みを持たせてもらいたい」と期待を寄せている
また、ネルソン自身はポストシーズンに向けて「先発、リリーフとも結果を残せた」とニヤリとしながら自信込みのコメントを残した
阪神、坂本選手はネルソンについて「なんとか、という感じ
ただ、ネルソンはもっと投げられると思います
また、いろんな会話をしながら、もっと良くなるようにやっていきたい」と言及し、その成長に期待を寄せた
阪神・ネルソンのピッチングは、彼のナックルボールの技術と心意気を証明する素晴らしいものでした。甲子園での初登板で緊張感もあったと思いますが、彼はそのプレッシャーを克服し、勝利に貢献したことは今後の彼の成長にとって大きなステップとなります。
キーワード解説
- ナックルボールとは?:ナックルボールは、ボールに回転をかけずに投げることで、不規則な軌道を描く特別な球種です。一般的なピッチングとは異なり、非常に高い技術が求められます。
- 先発とは?:先発とは、試合の先頭に立って登板する投手のことを指します。試合の流れを作る重要な役割を担っています。
- リリーフとは?:リリーフとは、先発投手が交代した後に登板する投手のことです。試合の状況に応じて点数を守る役割を果たします。

